「福井・小浜」テネレ700のダート練習!若狭基幹林道

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エンゼルラインの訪問後、若狭基幹林道へ向かった。テネレ700での林道を走行する練習を兼ねてだが、いきなりハードな所は自信が無い。そこで舗装路の区間が長く、走りやすいフラットダートがあるここを選んだ。ここへは、半年ぶりの訪問だが、その間に展望台付近の木が伐採され、見晴らしが良くなっていたので、併せて紹介したいと思う。

若桜基幹林道

エンゼルラインから「阿納尻三叉路交差点」に戻り、阿納尻から若狭基幹林道へ入った。

少し上がると「久須夜ヶ岳展望台」が出てくる。ここには立派な休憩所があり、何気にバリアフリーになっているので、車いすに乗った方でもゆったりと風景を楽しむことができそうだ。

ただ、スロープ側から見ると道路とスロープの間は砂利になっているが、恐らく砂利部分に駐車し、車いすを下ろすと、ちょうどスロープ部分がくるように設計されているのではないかと思う。

「久須夜ヶ岳展望台」からダートと舗装路を交互に走ると、分岐が出てくる。ここにも展望台があるが、木が伸びているので展望は今一つ。画像は展望台から見下ろした若桜基幹林道だが、非常に綺麗な舗装がされており、この林道内で一番きれいな区間だと思う。奥の分岐を進むと山を下り、県道へ抜ける。

先程の展望台の先から、すぐにダートとなるが、一部舗装区間を挟むが比較的長いダートが続く。そして突然、目の前がパッと開ける。前回の訪問時は、木々に囲まれ視界が無かったはずの場所から、海岸線が一望できるようになっていた。

周辺をよく見ると、斜面の木がバッサリと切られている。ガードレールの先にチラッと見えているのが「広域基幹林道若狭幹線 展望台」。この林道のメインの展望台だが老朽化が顕著になっていることから、せめて眺望だけでもと考えたのことだろうか?

その南側には、展望台の駐車場と思われる広いスペースがある。

こちら側の木も伐採されて見晴らしが良くなっていた。

先程とは、進行方向が逆になっているが、路肩が高くなっており、スタンドを立てるとバイクが倒れそうになるのだ。いくら交通量が少ないとはいえ道の真ん中に止める訳にはいかず、先でターンしたので逆になっている。

ひとしきり撮影を終えてた後、展望台横へ移動して木陰で一休みすることにした。

すると、オフ車グループがこられて「こんなデカので林道走れんの?」と尋ねられた。「おっかなびっくり走ってる」と答えると、グループの方々が口を揃えて、「こんなんで、よう走らんわ」とのことだった。加えて「林道でこけたら起こせるの?」と訪ねられたが、自分では、テレネ700より重いNC750Xを林道内で起こしたこともあるので大丈夫だと思っているが、「転倒しないように慎重に走っている」と答えておいた。

グループの方が出発したので、私もそろそろと思っていると、今度はCRF250L乗りのソロライダーがやってきた。挨拶だけして出発するつもりだったが、つい、この方ともバイク談義に花を咲かせてしまったので、かなりの時間を消費してしまった。

やっと出発したものの、今度は、少し先の大規模な土砂崩れの補修跡のような地点で、つい停車してしまった。

ここから見下ろすとものすごい崖になっており、石を蹴り落とすと、どこまでも転がり落ちていくのが楽しく、つい遊んでしまうのだ。そんなことをしていると、先程のオフ車グループが折り返して帰ってきた。きっと「まだ、こんなとこにおるわ!」と思っている事だろう。

余り遊んでばかりでは、いつまでたっても林道を抜ける事が出来ないので、先に進むが、「広域基幹林道若狭幹線 展望台」からこっちのダートは、スタンディングで走るようにしてみたところ、フラットダートであっても、シッティングよりも車体をコントロールしやすいことに気づいた。

ちょうど、ここから先の区間はこれまでとは異なり、舗装路であっても落ち葉の堆積が増え、ダートもやや荒れ気味になるので、スタンディング走行の練習にはちょうど良かった。

バラスの敷かれていない、土のダート区間が始まった。

その先は、大きめの石が目立つようになったがスタンディングなら難なく走れた。倒木もあるが、通行できるように、ちゃんと処理されている。はじめてここを訪れたのは、まだ「広域基幹林道若狭幹線 展望台」が出来る前のことだったが、その当時、常にどこかが通行止めになっており、走れるところも今ほど管理されていなかったので、現在は、かなり走りやすくなっている。倒木などがあっても、ちゃんと処理して通行できるよう管理してくれているようだ。

前半のダートをシッティングで走っていると、車体が安定せず楽しさより恐怖心が勝っていたが、スタンディングでは、それが逆となり、楽しく走れていたので、あっという間に次の展望台に到着した。

ここの展望台からの眺望。ここも伐採されていた。

この展望台から少し走ると、世久見方面へ下る道と合流するが、若桜基幹林道は、その先も続いている。しかし急激に道が細くなり、バイクでしか通れないような草に覆われた狭い道になる。案内板にある工事区間だと思われるが、CRFで訪問時した時も納車直後ということもあってパスしたのに、テネレ700なら尚更ということで、世久見方面へ下る事にした。

基幹林道内は、綺麗に整備されていたが、世久見へ下る道は、舗装路とはいえ落ち葉の堆積が多く、やや神経を使う。そして下りきると国道162号線と合流してテレネでの林道練習は終了。少し林道を走る自信が付いた。

最後に

今回は、テネレ700での林道走行に慣れることが目的で、走りやすい若桜基幹林道を訪れたが、その中で感じたのは、舗装路を走る分には、楽ちんなで疲れにくいポジションが、ダートでは、ハンドル位置が高く感じ、思うように車体を抑える事が出来ないことから不安を感じていたが、スタンディングでの走行では、高く感じていたハンドル位置が丁度良く、膝が自然とタンクを挟む形になり、安定感が一気に高まり車体をコントロールしやすくなった。これならもう少し荒れた所でも走れそうなんて思ってしまうが、調子に乗るとロクな事が無いので、今後も無理のない範囲で林道に慣れていくつもりだ。

コメント

  1. 豊嶋洋勝 より:

    テネレ700初年度型乗りで非常にためになり、最近よく貴方ブログ拝見していてる者です。
    一つだけ勘違いされていると思われますが車名のtenereテネレ700が、もうそろそろテレネではなく正式にテネレに訂正されたほうがと思いコメントさせていいただきました。
    悪しからず。

    • wanin より:

      ご指摘ありがとうございます。いや、ホントに恥ずかしい。
      もう一度見直して訂正しておきます。ありがとうございました。