スピードメーターを交換して、走行距離がリセットされてしまったテネレ700だが、二度目の慣らし運転?として選んだ行き先は、元有料道路で、現在は無料化されている「エンゼルライン」。どんなところだったのかすっかり忘れており、新鮮な気分で訪れるる事が出来た。
エンゼルライン
前回訪れたのがいつだったのか忘れてしまったが、無料化されたのが、2002年なので、少なくとも20年は、訪れていないようだ。何度か訪ねようとしたが、そんな時に限って通行止めになっていたり、冬季の通行止めだったりと、上手くタイミングが合わなかった。
そんな念願のエンゼルラインの入口は、頻繁に走る周山街道(国道162号線)が、27号線と突き当たる部分で南川を渡り、再び162号線に入って道なりに進んだ先の「阿納尻三差路」交差点を左折すると、無料化の証ともいえるエンゼルライン料金所跡を横目にすすんで行く。
「久須夜ヶ岳エンゼルライン第二展望所」
料金所跡を過ぎ、久須夜ヶ岳を駆け上がると左側に「久須夜ヶ岳エンゼルライン第二展望所」の入口が出てくる。楽しく走りすぎて通り過ぎないように。私は勢い余って通り過ぎてしまった。
Uターンして「久須夜ヶ岳エンゼルライン第二展望所」に入ると、まず目に飛び込んだのが、だだっ広い駐車場。開業当時は、この広い駐車場がいっぱいになったのだろうか?この日は貸し切り状態で誰もいなかった。
だだっ広い駐車場からは、東~南側の風景を眺めることができる。
「沖の石の由来」という立て看板があったので、「沖の石」を探してみたが、どれのことかよくわからない。串本の「トルコ記念館」のようにしてくれるとありがたいのだが…。
キョロキョロと見渡してみてもわからないので、諦めて第一展望台へ向かう事にした。
再び、ワインディングを駆け上がり、二股に分かれた左側の道に「第一展望台」と方向が示されていた。そちらに進むとトイレのある駐車場に出た。ここからは北側を見ることになるが、やっと「沖の石」かと思われる岩礁の位置がわかった。ここに、先程の看板を設置する方が良さそうな気もするが…。
また、この駐車場からは、柵など視界を遮る邪魔なものが無く、バイクの撮影にもってこいの場所だった。私が撮影していたこの隣では、Vストローム1050のお兄さんがバイクの写真を様々な角度から撮りまくっていた。てっきり、これが第一展望台かと思ったが、さらに道が続いていたので上がってみることにした。
すると、第二展望所以上に、だだっ広い駐車場が現れた。ここが「エンゼルライン展望台」だった。第二があったので、てっきり第一展望台かと思っていたが、「第一」は付かないようだ。
南側の眺望。日差しが強く非常に暑い。日陰に入りたいところだが、日陰があるのは小さな屋根付きのベンチのみ。そこにに入りたかったが、熟年カップルがいイチャイチャしながら写真を撮っており、邪魔するのも悪いので遠慮したが、たまらなく暑い。
この暑い中、広い駐車場を歩く気にもならず、東側までバイクに乗って移動(笑)帰りは上がってきた道とは反対側から展望所を出ると、二股に分かれた地点にもどってきた。どちらのルートでも展望所に上がれるが、バイクと風景を一緒に撮るには、一段低い展望所が最も適していることから、左側のルートで上がるのが正解だと思う。
最後に
長らく訪問していなかった「エンゼルライン」へ行ってみたが、長い年月が経っており、以前訪れた時の記憶が薄っすらとしかないとはいえ、あんなだだっ広い駐車場のある事もまったく覚えておらず、初めて訪れたかのような新鮮味を感じた。
恐らく以前の訪問は、レーサーレプリカ全盛の頃だったと思うので、初代CRR400RRか、初代ZXR750のどちらかだと思われるが、当時、風景を楽しむよりも走る事に一生懸命だったので、なおさら印象が薄いのだろうと思う。しかし、今にしてみると、この近隣はしょっちゅう訪れているにもかかわらず、素通りしていたことが、もったいない気がしてならない。今後、季節を変えて訪れてみたい。
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