各社ハイブリッド・整備(メンテナンス)モードとTRC解除方法

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自動車整備
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「整備モード」「メンテナンスモード」と聞いて、「なにそれ?」と思う方や「自分で整備しないから関係ない」と思うかもしれませんが、ユーザー車検などで、ご自分で検査ラインに入る場合には、必ず必要となりますので、トヨタ、ホンダ、日産の整備モードへの移行方法と、トヨタのトラクションコントロール(TRC)解除のスイッチが無い車両のTRC解除方法を説明します。

2021-01-08 ニッサン e-Power 整備モード/プリウス サーティフィケーションモード 追記

Table of Contents

整備(メンテナンス)モードとは

ハイブリッド車は、通常エンジンが始動・停止を繰り返しながら走行していますが、排気ガスの検査のようにエンジンを始動状態での点検が必要な際に、強制的にエンジンを始動させることができるのが、整備(メンテナンスモード)です。また、エンジンの始動のみならず、ABS、VSC(横滑り防止機能)、TRC(トラクションコントロール)も停止するので、スピードメーターの誤差や制動力の測定の際に、妨げとなる制御を停止する事が出来ます。

ハイブリッドと言えば、トヨタのシェアが多いので、トヨタの呼び方で簡単に説明しておきます。

ABS(アンチロック・ブレーキ・システム

いまやABSは、装着が義務化されており、耳にすることが多いと思いますが、ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)とは、急ブレーキ時や凍結路などの摩擦係数の低い路面で、ブレーキ操作した際に、車輪がロック/アンロックを断続的に繰り返し、車輪のロックによる制動距離の延伸を低減する装置です。急ブレーキや凍結だけではなく、雨の日に鉄板の上でブレーキ掛けた時にも、作動することがありますよね。

TRC(トラクションコントロール)

車速と車輪の回転速度から「空転を検出」すると、ドライバーのアクセルを踏み込んでいたとしてもTRC制御によって強制的にエンジンの回転数を抑え空転を抑える働きをしています。

VSC(横滑り防止機能)

カーブなどにオーバースピードで進入してしまったり、ドライバーの急ハンドルによって横滑りが発生した際に、センサーが横滑りを感知し、それぞれの車輪へのブレーキやエンジンの動力を自動的に制御し車の安定性を維持するように働くものです。ABSとTRCの制御を組み合わせてVSCとして制御しています。

整備(メンテナンス)モード

ここでは、各メーカーごとの移行方法を紹介していきます。

トヨタ・レクサス


プリウス(NHW10系)、エスティマ(AHR10系)、アルファード(ATH10系)など

以下の操作を60秒以内に実施すること。

1車両のイグニッションが「OFF」状態になっていることを確認する。
2ブレーキを踏まずにイグニッションを「ON」にする。
3シフトレバーをPレンジにする。
4アクセルペダルを2回、全開にする。
5ブレーキを踏んでシフトレバーをNレンジに入れる。
6ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを2回、全開に踏む。
7シフトレバーをPレンジに入れる。
8アクセルペダルを2回、全開に踏む。
9ブレーキを踏んで「パワースイッチ」を押し、エンジンを始動させる。
10メーター内に「メンテナンスモード」と表示されればOK

整備モード解除

イグニッションスイッチ「OFF」 で整備モード解除。

プリウス(NHW20,30,40,50系)、シエンタ(NHP170系)、カローラフィールダー(NKE165系)クラウン(GWS204系)、カムリ(AVV50系)、SAI(AZK10系)、アクア(NHP10系)・レクサス HS250h(ANF10系)、GS450h(GWS191)など

以下の操作を60秒以内に実施すること。

1車両のパワースイッチ(イグニッションキー)が「OFF」状態になっていることを確認する。
2ブレーキを踏まずに「パワースイッチ」を2回押す。またはイグニッションキーを「ON」にする。
3Pボタンを押す。または、シフトレバーをPレンジにする。
4アクセルペダルを2回、全開にする。
5ブレーキを踏んでシフトレバーをNレンジに入れる。
6ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを2回、全開に踏む。
7Pボタンを押す。または、シフトレバーをPレンジに入れる。
8アクセルペダルを2回、全開に踏む。
9ブレーキを踏んで「パワースイッチ」押す。またはイグニッションキーを「ON」にし、エンジンを始動させる。
10メーター内に「MaintenananceMode」と表示されればOK

パワースイッチ「OFF」 で整備モード解除。

ハリアー(MHU38W)、クルーガー(AHR28W) など

以下の操作を60秒以内に実施すること。

1車両のパワースイッチが「OFF」状態になっていることを確認する。
2ブレーキを踏まずに「パワースイッチ」を2回押す。
3シフトレバーをPレンジにする。
4アクセルペダルを4回、全開にする。
5ブレーキを踏んでシフトレバーをNレンジに入れる。
6ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを4回、全開に踏む。
7シフトレバーをPレンジに入れる。
8アクセルペダルを4回、全開に踏む。
9ブレーキを踏んで「パワースイッチ」を押し、エンジンを始動させる。
10メーター内に「MaintenananceMode」と表示されればOK

イグニッションスイッチ「OFF」 で整備モード解除。

                                 

エスティマ(AHR20)、レクサス RX450h(GYL15,16W) など

以下の操作を60秒以内に実施すること。

1車両のパワースイッチが「OFF」状態になっていることを確認する。
2ブレーキを踏まずに「パワースイッチ」を2回押す。
3シフトレバーをPレンジにする。
4アクセルペダルを2回、全開にする。
5ブレーキを踏んでシフトレバーをNレンジに入れる。
6ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを2回、全開に踏む。
7シフトレバーをPレンジに入れる。
8アクセルペダルを2回、全開に踏む。
9ブレーキを踏んで「パワースイッチ」を押し、エンジンを始動させる。
10メーター内に「MaintenananceMode」と表示されればOK

パワースイッチ「OFF」 で整備モード解除。

レクサス LS600h(UVF45)、LS600hL(UVF46) など

以下の操作を60秒以内に実施すること。

1車両のパワースイッチが「OFF」状態になっていることを確認する。
2ブレーキを踏まずに「パワースイッチ」を2回押す。
3シフトレバーをPレンジにする。
4アクセルペダルを4回、全開にする。
5ブレーキを踏んでシフトレバーをNレンジに入れる。
6ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを4回、全開に踏む。
7シフトレバーをPレンジに入れる。
8アクセルペダルを4回、全開に踏む。
9ブレーキを踏んで「パワースイッチ」を押し、エンジンを始動させる。
10メーター内に」「MaintenananceMode」と表示されればOK

パワースイッチ「OFF」 で整備モード解除。

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