[兵庫県]尼崎市のおすすめドライブ&ツーリングスポット8選

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兵庫県尼崎市の沿岸部は、日本の経済成長に貢献してきましたが工場の地下水の汲み上げにより、地盤沈下により海面よりも低い「ゼロメートル地帯」ができたり、公害問題などが問題となるなど、負のイメージも強い地域ですが、歴史的な見どころも多い所です。そんな尼崎のドライブやツーリングの立ち寄りスポットを紹介します。

尼崎城

約400年前の江戸時代初期に築かれ、1873(明治6)年の廃城令を受けて天守や櫓(やぐら)、石垣などが取り壊され、建物は建材として街の整備に使われ、堀も埋められてしまい、地上から完全に姿を消した“幻の城”の尼崎城が、2015年に「創業の地、尼崎に恩返しをしたい」と、大手家電量販店の旧ミドリ電化(現エディオン)の創業者・安保詮(あぼあきら)氏が私財10億円以上を投じて築城し、完成後は市に寄贈したいとの申し出により、尼崎市が城址公園を整備することで計画がスタートしましたが本来の本丸が尼崎市立明城小学校の敷地として利用されているため、300m程西にある西三之丸跡地である尼崎城址公園内に左右反転する形で建設され、2019年3月にオープンしました。

駐車場も完備されており、裏手の公園では、遊具で遊ぶ子供たちでにぎわっています。

尼崎城の前にある丸ポストの上には、シャチホコが載っていますので、こちらも忘れずに見に行ってくださいね。

阪神電鉄旧尼崎発電所

阪神電車旧尼崎発電所は明治37年(1904)、阪神電車の開業を前に、電車の走行用電力の火力発電所として建設されました。大正8年(1919)に稼働を停止。その後は資材倉庫として活用されていたようですが、現在でも赤レンガ造りのレトロな外観を見ることができます。尼崎城の裏手にありますので一緒に立ち寄るといいでしょう。

道路沿いなので、バイクや車の撮影も可能ですが、通行の邪魔にならないようにご注意ください。

ユニチカ記念館

ユニチカ記念館(旧尼崎紡績本社事務所)は、1900(明治33)年に建てられた洋風建築で、経済産業省の「近代化産業遺産」に選ばれているレンガ造りの建築物です。現在は休館中で中を見学することはできませんが、老朽化により解体が検討されており、日本建築学会近畿支部などが同館の保存活用に向けて検討や協力を求める要望書を、所有する繊維大手「ユニチカ」と所在する尼崎市に提出し存続を模索していますが、今後どうなるかわかりませんので早めに訪れてみてください。

ユニチカ記念館の前が国道43号線の高架になっていますのでバイクならゼブラゾーンの所で写真を撮ることが出来ます。スペースは十分あるのですがポールが立っているので自動車は停車できません。

尼ロック・尼崎閘門(あまがさきこうもん)

尼崎閘門(尼ロック)は、尼崎市南部の海抜ゼロメートル地帯の治水・高潮対策と臨海部の船舶利用を両立させるため、昭和30年に日本で最初のパナマ運河方式の閘門として建設された、阪神工業地帯を守る海の門番です。前後の扉を開閉することで水位調節を行う閘室の大きさは、幅17m×長さ90mで、500総トンクラスまでの船舶が通行できます。

月曜日~金曜日の 10:00〜16:00は、公開されていますので訪れてみてください。

国土交­通省 神戸­運輸監理部­

旧丸島橋可動橋モニュメント

1958年(昭和33年)に可動橋として新設され、1977年(昭和52年)架け替えられた2代目は、橋幅が3.6mから12mに拡張され、橋の重量軽減と上げ下ろしの際の風圧を下げる為に格子状になりました。その2代目の丸島橋は、2010年(平成22年)に再び固定橋として架け替えられました。

現在は、「未来に引き継ぐ尼崎の宝」として丸島橋のそばにモニュメントとして設置されています。

であい橋

尼崎市の北堀運河と中堀運河が合流する地点に架けられた斜張橋で、橋の中心に主塔があり、桁は三方に分かれています。

出会い橋は、「三つの町を繋ぐ橋」「北堀運河と中堀運河が出会うところに架かる橋」から橋の名称がつけられました。

運河沿いの遊歩道を歩いて行けば、尼ロックまで行けるので天気の良い日にのんびり散歩するのもいいですよ。

尼崎信用金庫記念館

尼崎信用金庫記念館は、現在では、尼崎に3つしか残っていない明治時代の赤煉瓦建築の一つで、平成2年1月5日「尼崎市都市美形成建築物」に指定され、平成23年3月29日には「兵庫県景観形成重要建造物」の指定を受けています。

尼信会館前の煉瓦造りの建物は、大正10年尼崎信用金庫が創業した当時の本店で、明治時代に建築された当初の赤煉瓦をそのまま使って、昭和47年に復元したものだそうです。

田能遺跡

田能遺跡は尼崎市の北東端、猪名川左岸に接する所にあります。昭和40年9月尼崎・西宮・伊丹三市共同の工業用水配水場の工事現場で大量の土器が発見されたことをきっかけに、その後1年間にわたり発掘調査をした結果、遺跡は弥生時代全期間にわたる大集落跡です。その地域で製作されていたとされていた銅剣は、田能遺跡での銅剣鋳型の発見によって、銅剣の一部が近畿地方でも作られていたことが明らかになったことから、弥生時代の近畿地方を解明するにあたって学術上価値の高い遺跡として国の史跡に指定されました。

係り員の方は、職員の方は聞けば親切に説明してくれますが、そうでなければ自由に見学させてくれます。無料の駐車場も用意されていますし、入館料も無料です。

尼崎のびのび公園

尼崎の南に位置する公園で、フェニックス計画による埋め立て事業の一環で出来た公園のようです。以前は、綺麗に管理されていましたが、現在は管理が行き届いておらず雑草が生い茂っています。しかし小高い丘の上にある東屋からは、南港や舞洲方面を望むことが出来ます。何より素晴らしいのは、いつ行っても人がおらず貸し切りでのんびりできることです。

2020年11月29日 追記

ひとこと

尼崎と言えば、工業地帯というイメージが強く観光とは無縁な感じがする地域ですが、その産業の発展と共に栄えた歴史的な施設や遺跡などもあり意外と楽しめます。ぜひ、ぶらっとドライブやツーリングで立ち寄ってみて下さい。

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