カローラフィールダーハイブリッドの補器バッテリーの交換方法を紹介したいと思います。
フィールダーハイブリットの補器バッテリーは、運転席側の後部座席下にあります。カバーを外すには、座面下にあるピンを2か所はずしますが、今回作業する車両は、何故かピンが無くタイラップで止められていました。
このカバーは、指を掛けるところがないので外しにくいですが、横から見て座面をしたから捲ると済間が見えますので、ここに指を掛けると外しやすいです。
カバーを取り外すと、補器バッテリーが出てきます。
バッテリー固定は、このステーのみですので、10㎜ナット2個を緩め取り外します。
下側はフロアカーペットの陰に隠れていますが、ボックスドライバーで緩める事が出来ます。
取り外したステー。
少し奥まっているのでやりにくいですが、忘れずにホースを抜いておきます。
バッテリーマイナス端子を緩めますが、そのままでは作業しにくいので、少し手前にずらすことで、ボックスドライバーが入るようになります。
プラス側の端子カバーは、手前に引いた状態では、手前のパイプに当たりカバーが起こせないので、本体を元の位置に戻してからカバーを起こしてから端子を緩めるようにして下さい。
バッテリー端子を完全に取り外す前に、メモリーのバックアップが必要です。エンジン始動状態で交換しますので、強制的にエンジンを始動させるために「整備モード」にします。
整備モードへの入り方は、以下の記事をご参照ください。
エンジン始動したまま、バッテリーを交換する際の準備として、端子を緩めておくこと以外では、バッテリーを取り外している時間を極力短くするために新品のバッテリーは箱から出してサッと入れ替えれるようにしています。最近の車では経験ありませんが、稀にバッテリーを取り外している間にエンストする車両があるので、最短時間で作業できるように下準備を行っています。
そのため不慣れな方や自信のない方は、しっかりとバックアップを取るようにしてください。以下の記事はバックアップなしのバッテリー交換について書いておりますが、バックアップ方法についても触れていますので、興味のある方はご覧ください。
バッテリー端子を取り外し、バッテリー本体を手前へ引っ張り出してきます。狭いのでプラス端子をショートさせないように注意して作業を行ってください。
標準では、「S34B24R」だったと思いますが、この車両には「S42B20R」が付いていたので、同じものを用意しました。
バッテリー本体取付→バッテリー⊕端子→⊖端子→ステー取り付けと取り外した逆の手順で取り付けます。
通気用のホースも忘れずに取り付けましょう。
バッテリーに掛かっているビニールが少しずれていますが、穴の位置を合わせてキッチリ合わせ、通気孔周辺にある溝に、ホース側の凸部を合わせて押し込めば入ります。
最後に整備モードを解除して終了です。
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