「京都・南山城」大河原発電所と大河原取水堰堤

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恋路橋の次に向かったのは、私の大好物であるレンガの建物の「大河原発電所」と発電所に送る水を採取するためのダム「大河原取水堰堤」。発電施設は立入禁止になっているところが多いが、ここの施設は建屋まで入る事が出来る。また上流にある石積みの素晴らしい堰堤も合わせて紹介する。

大河原発電所

南山城村に所在する1919年(大正8年)12月に、運転を開始し今もなお現役で稼働している水路式の水力発電所。2013年(平成25年)には、大河原取水堰と共に、選奨土木遺産に選定されている。

大河原発電所への進入路は少しわかりにくいが、大河原大橋の東側を川沿いに入れば、すぐに見えてくる。

変電施設の奥に煉瓦の建屋。

土木学会のプレートには「大河原発電所と大河原取水堰」と記されている。

建屋を回り込んだところで行き止まり。

ここへは、以前も訪れたことがあるのだが、その時はレンガの建物を見て満足してその背後の施設を気にもしていなかった。

木津川の方をのぞき込むと、放水路を見る事が出来る。

建屋から来た道を戻り、左側へ登っている方へ行ってみることにした。すぐ先で未舗装路になっているので以前なら敬遠しているところだが、オフ車に乗り出してから逆に入りたくて仕方がない。

すると道路に鉄塔の脚がかかっているのが見えてきた。

そのまま鉄塔の下をくぐり進んだ先は高台になっているので、変電所越しに建屋が良く見える。

脇には、側溝に架かる小さな橋がある。

小さな橋を渡り、一番奥まで進むと、このような看板が掲げられていた。

看板の左手にもハイキング道のような道が続いている。

ここは、後ほど紹介する大河原取水堰堤で取水された水を溜める水槽となっているそうだ。帰宅してから気付いた事だが、左手の道をを登っていくと水槽を見れたようだ。面倒がらずに上がるべきだったと後悔している。

水門のような施設の下には、トンネルが設けられていた。排水用だろうか?

建屋を変電所側から見ると、四角い窓を埋めたような跡が見受けられる。以前は変電所部分に別の建屋があって、そこと何らかの形で繋がっていたのかもしれない。

次は、大河原取水堰の方へ移動することにした。

大河原大橋の上からは、大河原発電所の全景が望める。

石積みの2連放水路。

その脇にも石積みのトンネルがある。

水路トンネルを撮影するために望遠レンズを付けている時に、国道沿いを走る関西本線の方から列車の走行音が聞こえてきたので、振り向いて撮影。

次のページでは、大河原取水堰を紹介したいと思う。


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