「京都・南山城」大河原発電所と大河原取水堰堤

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大河原取水堰

大河原発電所は木津川の湾曲を利用して作られており、湾曲部である弓が淵付近に、延長109.4メートル、天端幅5メートル、高さ14.9メートルの堰堤がつくられている。

この堰堤から取水口からした水が、延長1.000メートルの隧道を通り、大河原発電所の水槽に流れ込んでいる。

堰堤の手前に魚道が作られており、その際にコンクリートが盛られ分断されているように見えるが、円筒後円墳のような形をした跡が見受けられる。元は何があったのだろうか?

一部コンクリートで補修されているが、綺麗な石積みの堰堤。トンネルは水抜き用らしい。

取水設備は新しく作り変えられているようだ。

こちらの石造りの水門は、調整ゲートらしい。

堰堤に近くにも遺構が残されていた。

川が湾曲している部分を利用しているという点が、何を目的としているのかは調べ切れていないが、勝手な予想では取水堰の手前で鋭角に曲がっている上に淵ののようになっていることから、多くの水をためる事ができること、水の勢いが殺され流れが穏やかになり、堰堤にかかる負担が少ないことに加え、発電所までの送水をトンネルによってショートカットすることで、水路長が短くできるからではないかと思われる。そして悔いが残っているのは、発電所の裏側を探索し損ねたこと。鉄塔側からだけでなく、建屋の奥からも裏側に回る事が可能なようだ。訪れた際は人目に付かないことを良い事に、カップルがいちゃいちゃしていたので、そちらを見ないようにしていたので、すっかり見落としてしまったようだ。

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