CRF250L(MD47)の次期タイヤ選び

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CRF250L(MD47)
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CRF250L(MD47)の走行距離が、6500キロを超え未舗装路での食いつきが悪く感じるようになってきたので少し早めだが交換を考えているが、そこでCRF250L(MD47)のミリ表示のラジアルタイヤと(MD44)の頃のインチ表記のバイアスタイヤも含めてピックアップしてみた。

新車装着タイヤ

CRF250L(MD47)の新車装着タイヤは、IRCの「GP-21」と「GP-22」が採用されている。

  • フロントタイヤ 80/100-21M/C 51P
  • リヤタイヤ   120/80-18M/C 62P

CRF250L(MD44)も同じく、IRCの「GP-21」と「GP-22」だが、フロントタイヤがバイアス構造のタイヤになっており、それに伴い表記も異なっている。

  • フロントタイヤ 3.00-21 51P
  • リヤタイヤ   120/80-18M/C 62P

CRF250Lに採用されているフロントタイヤ「GP-21」のバイアスとラジアルでの寸法の違い。

  • メトリック表示のバイアスタイヤ 80/100-21
  • ラジアルタイヤの表示 80/100 R 21(Rの前にZなどの速度表示を加えて表示されているものもある)
GP-21(F)
タイヤサイズタイプ外径(mm)トレッド幅(mm)標準リム幅(inch)許容リム幅(inch)
3.00-21 51PWT702921.851.60-2.15
80/100-21 51PWT692851.851.60-2.15

こうして比べてみると、リム幅が同じとして外径で10mm、幅で7mm インチ表示の方が大きくなっている。

インチ表記されているバイアス構造のタイヤはベルトが無く、プライの角度で形状がほぼ決まるので扁平な形状を作るのが難しく扁平率は90~100とされており、数値的には若干の違いがあるものの、どちらを使っても問題は無い。

※GP-21のCRF250L用フロントタイヤについてインチ表示・メトリック表示共にバイアスタイヤであるとの指摘を受け、内容を修正したしました。前後共にバイアスタイヤになります。

IRC 井上ゴム

GP-21/GP-22

林道ツーリングからオンローロードまで、幅広い路面をカバーするオールラウンドモデルという位置付け。CRF250L(MD47)の純正装着タイヤ。メーカーのHPによると、オン/オフの割合が 4:6 のオフ寄りに振ったタイヤ。

オフ寄りになっているものの、舗装路のワインディングでもしっかり食いついてくれるし、雨の中でも重心をしっかり掴んでいれば滑る事もなく、非常にオールマイティなタイヤな印象。

TRAIL WINNER GP-210

「オフロードバイクでオンロードを快適に」をコンセプトにしており、アスファルトでのライディングを最優先に考え、高いグリップ性能と排水性を確保した、オン/オフの割合 9:1のタイヤ。通勤や舗装路しか走らないのなら、オフ車用オンロードタイヤがベストだと思う。

GP-110

純正装着のGP-21・GP-22がオンオフの割合 6:4 にであるのに対し、このタイヤはオンロード側に振ったオン/オフ比率 6:4 のタイヤ。たまに林道を走る程度を想定しており、その程度のオフロードなら不安なく走行可能できるらしい。ライフも長そうなので、これもアリなのかもしれない。

ブリジストン

TRAIL WING TW301/ TW302

WR250Rに新車装着されていたタイヤ。メーカーHPでは、オフ走行はもちろん、シティオフローダーご用達とある事からもオンロードを強く意識したタイヤであることが分かる。またIRCのGP-21・GP-22よりもブロックが大きく、GP-21・GP-22のオン/オフ比率が4:6とすると、このタイヤは5:5ぐらいの印象。タイヤライフも良さそう。

TRAIL WING TW41(F)・TRAIL WING TW30(R)

「TRAIL WING TW41」は、DR-Z400Sのフロントに装着されていたオンロード主体のタイヤ。「TRAIL WING TW30」は、セロー225W や SL230の純正装着のリヤタイヤ。それぞれレアサイズに指定されている型落ちのタイヤ。何か思い入れが無い限りわざわざ選ぶ必要は無さそう。

BATTLAX ADVENTURECROSS AX41

ブリジストンの車種別検索を掛けると表示されるタイヤだが、このタイヤは基本的にチューブレス用のタイヤで、「USE TUBE ON TUBE TYPE RIM」の表記があるタイヤは、チューブを入れる事でチューブタイプリムで使える。またブロックが台形をしていることから回転方向が定められている。メインは、今はやりのアドベンチャー用向けのタイヤ。

適応表を見ると、80/100-21 M/C 51 PWのサイズがあるが、「USE TUBE ON TUBE TYPE RIM」の刻印が無いので、完全チューブレス用となっているので、チューブを入れては使えないようだ。

ご指摘があり、もう一度よく見てみると記号の最後に「W」が付いている。これは「WT(ウイズチューブ)」と表示されることもあり、チューブ用のタイヤと言う事になりますので、訂正させていただきます。よってCRF250Lに前後共に使える。

リヤタイヤには、「USE TUBE ON TUBE TYPE RIM」の記載があるのでチューブを入れて使用する事が可能だが、フロントタイヤが対応していないので、前後タイヤの銘柄を合わすことが出来ない。

※フロントはチューブ用タイヤ。

ダンロップ

D605

IRC「GP-21・GP-22」やブリジストン「TRAIL WING TW301/ TW302」と同じくオールラウンドトレールタイヤ。このタイヤも 5:5ぐらいの感じ。

D604

TRAIL WINNER GP-210」と同じく、安定性と耐摩耗性を重視したしたオン指向のトレールタイヤ。オフ車が好きだけど、舗装路しか走らないのならオフタイヤより快適そうだが、NC750X(RC72)の純正装着タイヤ、「ダンロップ D609 」が、あまりの低ライフだったこともあり、同じシリーズと考えるとイマイチ印象が良くない。

ミシュラン

MICHELIN ANAKEE WILD (アナキーワイルド)

  • MICHELIN ANAKEE WILD – 90/90 -21 54R
  • MICHELIN ANAKEE WILD – 120/80 -18 62S

オフ車乗りに人気のあるタイヤですが、 フロントタイヤのサイズが、90/90 -21 54Rと幅が少し広く扁平率が小さくなっていますが、80/100-21と外径が、それほど違わないので問題なく履けると思われます。自分で交換する場合はともかく、タイヤ屋さんでは、純正指定サイズ以外は嫌がられる場合があるようですので、交換前にしっかりと打ち合わせをしておく方が良いと思いかも。

最後に

CRF250L(MD47)用のタイヤをピックアップしましたが、新車装着の井上ゴム(IRC)のGP-21/GP-22が使い勝手が良く、私の使い勝手に合っているようなので、もう一度「GP-21/GP-22」が同じクラスのブリジストン「TRAIL WING TW301/ TW302」。ライフを考えるなら、ややオンロード寄りの「GP-110」でも良いかもと感じている。

コメント

  1. おかずのり より:

    はじめまして。いつも拝見させていただいております。自分もMD47型のCRF250Lの時期タイヤを悩み中で、AX41かアナキーワイルドが候補です。
    AX41のフロントはチューブ専用という意味なので、CRFに使用可能ですよ。

    • wanin より:

      はじめまして。ご訪問とご指摘、感謝します。
      もう一度、ブリジスとンのAX41のカタログをよく見てみると、
      最後に「W」が表記されていましたね。
      てっきり、すべてのタイヤがチューブレスタイヤだと思っておりました。
      おかげで、私もAX41かアナキーワイルドが有力候補になりそうです。
      ありがとうございました。

  2. 通りすがり より:

    GP21もGP22メトリック表記のバイアスタイヤですよ。

    • wanin より:

      ご訪問ありがとうございます。
      確認してみた所、ご指摘の通りメトリック表記のバイアスタイヤでしたので記事の方も訂正させていただきました。
      ご指摘に感謝いたします。他にもお気づきの点がございましたらご指摘ください。