CRF250 L(MD47 )純正ハンドルにハンドガード をがっちり取付ける方法

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CRF250L(MD47)
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21年モデルのCRF250Lにハンドガードを取り付けるには、ジータのアドベンチャー アーマーガード 以外は干渉して取付けることができません。しかも純正のハンドルへの取付不可となっています。しかし純正ハンドルを加工することで、強固に取り付けることができますので解説したいと思います。

ジータ アドベンチャー アーマーガード

ジータのアドベンチャー アーマーガード 以外 は、ブレーキのマスターシリンダー付近が干渉してしまうので、通常のハンドガードは取付けることができないのです。しかしジータのアドベンチャーアーマーガードは、マスターシリンダー付近を交わすために、コの字型のステーを使用しているので干渉せずに取り付けることができるのです。

画像上が一般的な取付金具は真っすぐになっているのに対し、 ジータのアドベンチャーアーマーガード は、マスターシリンダーを交わす為に一旦下がってから形状になっています。

純正ハンドル不可

ハンドガードを付けるには、ハンドルパイプ内にボルトを締めると広がる金具を用いて固定するのが一般的ですが、CRF250Lの純正ハンドルはパイプ内に防振の重りが入っている為パイプ内に空間が無く、金具を挿入することができないので、純正ハンドルでは取付できないとされています。そのためハンドガードを付けるには、ハンドルも一緒に交換する必要があるのです。

純正ハンドルの加工

しっかり乗り込んだらポジションに不満が出てくることもあると思いますが、まだ慣らし運転も終わっていない段階ですので、とりあえずは純正ハンドルを使いたいと考えました。そこでハンドルを確認すると、おそらく「CRF250 RALLY」では、防振のバーエンドを付けるためのものではないかと思われますがハンドルの詰まっている部分にM6のネジが切られていますので、このネジ穴を利用します。

スロットルとグリップ加工

タップの切り直しをする前に、スロットルとグリップの端を切り取り貫通させておきます。グリップとスロットル諸共、ホルソーの22mmをを使い穴を開けました。

純正ハンドルのM6ネジ部にホルソーのドリル先端を当てることになるので、ネジ穴を痛めてしまいますが、後述しますが大丈夫です。

ハンドガード付属のM8ボルトをM6ボルトに変更して、既存のM6のネジ穴を使っても取り付けれると思いますので、その際はスロットルとグリップを取り外してから作業してください。

純正ハンドル タップ切り直し

下穴 を6.8mmのドリルで開けますが、すでにM6のネジ穴があるので、特に意識しなくても真っすぐ穴が開けることができます。 また下穴を開ける際はハンドルパイプ内の詰まっている部分が貫通するまで開けてください。

その後、M8x1.25のタップでネジを切っていきますが思いのほか固かったので、何度かドリル刃を行ったり来たりさせて、穴を少し大きめに開けた方がタップを切りやすいと思います。タップを切る際も固くなったら戻すを繰り返しながら、少しずつ切っていくようにして下さい。タップを折ってしまうと折れたタップを取り外すことができなくなる可能性がありますので、くれぐれもタップを折らないように慎重に作業してください。

ハンドル内の詰まっている部分(ウエイト?)は、そこそこの長さがありますので奥の方まで、しっかりタップを切るようにしてください。

深くまでタップを切るのが面倒な場合はM8のボルトを短いものに交換してもよいかもしれませんが、社外品のハンドルに交換する際に付属のボルトなどのパーツが必要になりますので無くさないように保管しておきましょう。

M8のネジを切ると、こんな感じになります。これで下準備は完了です。アドベンチャーアーマーガード付属のボルトを使用する事が出来るようになりました。

アーマーガードを取付てみると、コの字型のステーが上手くマスターシリンダーを交わしてくれています。

付属のスペーサーは、長いものと短いものが付属されていますが、長い方のみを使用しました。

ジータ(ZETA) アーマーハンドガード専用のX2プロテクター を取り付けて完成です。

取付後、たまたま立ち寄った所で、近くにある林道を教えてもらいましたが、私にとっては、なかなかハードな所でした。その方は「オフ車はコケてナンボ!」と言うけれど、納車後、半月程しかたっていないので、できればもう少し綺麗に乗っていたいと思い何とか耐えましたが、何度もコケそうになりました。仮にコケても「レバーが折れることは無いだろう」という安心感は絶大なものがありました。

また聞くところによるとアドベンチャーアーマーガードのような骨格を持たないナックルガードのみで転倒した方がレバーに挟まって小指の先が飛ぶなんてこともあるそうなので、やはりしっかりしたものを取り付けておく方が良さそうです。

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