「三菱キャンター」エンジン停止してもエアコンのファンが止まらない

スポンサーリンク
自動車整備
スポンサーリンク

平成18年式キャンター(FE71DB)Wキャブの電動ファンが止まらず、ずっと回りっぱなしだったようですが、途中で現象が消え正常に戻ったとのことでしたが、不安なので見てほしいとの事でした。そのため予測での作業でしたが、まず間違いないとは思っていましたが、交換から一か月以上経過しますが、現象は出ていないので正解だったようです。

出先でエンジンをオフにしキーを抜いても車外から、ファンが回る音がすると連絡がありました。その状態での停車は「バッテリーが上がるので気を付けて欲しい」と指示をして、夕方に会社に帰社後に入庫する事になりました。

エンジンの冷却ファンはエンジンの動力によって回転しているので今回のケーズでは関係ないですので、電動ファンが回りっぱなしで止まらないとすると、エアコンのコンデンサーファン系統と言うことになります。

数時間後に再び連絡があり、Wキャブの後部座席下の物入から道具を出し入れしていたら現象が消えたと連絡がありました。

夕刻に入庫したので、現象から考えると一番怪しいコンデンサーファンリレーを予め手配していたので交換することにします。

この車両は、6人乗りのダブルキャブなので後部座席用のステップが付いているので、見つけにくいかもしれませんが、バッテリーの横にあります。ステップ自体は裏側のM8ボルト4本を外すと取り外せます。

ヒューズボックスの蓋は、フレーム側にあるロック金具を2つ外すと蓋を開けることができます。

取り外したリレーを比較してみると、色や品番が変更になっているだけではなくメーカーがオムロンからデンソーに変更になっていました。どうもこのリレー自体に問題があるのを三菱も把握しているのでしょう。

交換後ですが、右列の手前から2つ目の青いリレーの部分がコンデンサーファンリレーです。

取り外したリレーの内部を見てみると接点部分が焼けて茶色になっているので、これが原因で間違いなさそうです。

最後に

交換してから一か月以上が経過しましたが現象は出ておらず問題ないそうなので、リレーの異常で間違いなかったようです。

現象が消えた原因として、荒っぽい職人さん達のことですから座面下から道具を取した後、丁寧に締めるはずもなく、勢いよく閉めた衝撃でコンデンサーファンリレーの溶着部が外れたので現象が消え正常に戻ったものと推察できます。

またリレー自体の改良ではなく、メーカーまで変更するということは余程のことなのかもしれません。交換した部位以外の他のリレーはオムロン製のままなので、何かしらの電気系のトラブルがあった場合、とりあえずオムロン製のリレーを疑ってみても良いかもしれません。

コメント