SSTR2022への参戦の模様と帰りがてら立ち寄った場所を紹介してきたが、最後にSSTR2022参加中に見かけて、時間的に訪問している時間は無いにも関わらず立ち寄ってしまった赤い鉄橋「桜橋」と「旧河野トンネル」を紹介したいと思う。
道の駅 河野を訪問した後、更に国道8号線を北上したところで国道305号線と交わるが、この交差点を過ぎたあたりで赤い鉄橋が見えた。この時はまだ、道の駅20カ所及び指定道の駅5カ所を回るつもりだでいたことから、通り過ぎるべきなのにもかかわらず、ついつい立ち寄ってしまった。
Uターンして桜橋交差点を橋の方へと向かう。
桜橋交差点を右折すると、赤い洞門がチラッと見えたので、こちらを先に見に行くことにした。赤い鉄橋とこの赤い洞門は旧8号線のようだ。
最後に塗装が行われたのが、1985年(昭和60年)11月。
約37年が経過しており塗装はかなり痛んでいる。現在は、木材の保管に使われているようだ。
この洞門の反対側は、8号線に繋がっている。洞門上に示されているように大きくカーブしていおり、これを解消するために新道に付け替えられたのだろう。
次に国道305号線を跨ぎ鉄橋の方へ向かった。こちらもフェンスが張られていた。
ここには、横の建物に「昭和60年 林業機構改善事業の機械倉庫」と書かれており、この建物も同じ時期に建てられたものだと思われるが、現在は使われていない様だ。現道に架かる「新桜橋」を中心とした赤萩地区の供用が21年12月までに始まったようだ。
フェンスの中に入ってみた。使われなくなってからそれほど年数が経過していないせいか、非常に綺麗。
親柱には「さくらばし」とある。交差点名も「桜橋交差点」となっていたので、この橋が交差点名の由来になっていると、この時点では思っていた。
昭和38年3月竣工。
橋を渡ると「河野トンネル」が現れた。新道の方に新しく開通したトンネルは「新河野トンネル」かと思っていたが、「桜トンネル」というらしい。
トンネル内。トンネルの向こう側もフェンスで封鎖されているのが見える。時間が無いので反対側は見に行っていない。
トンネル自体は、それほど痛んでいる感じはないが、照明設備が外れぶら下がっていた。いつ落ちてくるか気が気でない。
こちら側の親柱には、漢字で「桜橋」
反対側の親柱には、下を流れる川の名称「河野川」とあった。
下を見るとこちらにも旧道らしきものが見えている。
上からでは橋の全貌が確認できないので、下側の公園の方に回ってみることにした。
305号線を西に下ったところに「WELCOME TO KONO」と書かれたゲートがあり、ここに「河野村総合運動公園」の入口がある。
施設内に入るとグランド沿いに道が続いていたので、橋の下を目指す。
グランド沿いを回り込んだ奥に橋の下へ通ずる道を見つけたが、後で地図で確認するとゲートを超えた所を右に入ると、この場所に到着するようだ。
封鎖されていたので、歩いて見に行く。
橋の全景を見渡す事が出来た。かなり時間のロスをしてしまったので、SSTR2022に戻る事にした。
本当は、奥の方まで探索したかったが、SSTR2022に参加中なので、ここで時間を潰すわけにはいかず、ここまでにして現地を後にした。帰宅後調べると、この奥に町指定文化財になっており、明治19年完成の石造りのアーチ橋「桜橋」があるらしい。このあたりは、昔から交通の要所となっていたらしく、この橋の周辺には桜の木が植えられていたことから自然と桜橋と呼ばれるようになったそうで、交差点名は、この明治時代の桜橋が由来のようだ。
せっかく訪れているのに見落としてしまった事は非常に残念に感じるが、いつも行き当たりばったりの訪問が常の私は、いつものこととも言える。この辺りなら下道出来ても日帰りで充分な距離なので、近い内に再訪したいと考えている。その際は洞門も含め周辺をじっくりと探索してみたい。
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