「和歌山県・和歌山市」明治の鉄道用隧道:鵬雲洞

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隧道・トンネル
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前回、和歌山軌道線322号の紹介をしましたが、その軌道線用の隧道として掘削されたのが、今回紹介する「鵬雲洞(ほううんどう)」です。線路跡は紀三井寺緑道として残され、その遊歩道上にレンガ造りの隧道を見る事が出来ます。

簡単に鵬雲洞について説明しておくと、明治44年に和歌山市駅から海南駅を結ぶ「和歌山軌道線」用の隧道として、当時の運営会社である「和歌山水力電気(後の和歌山軌道線)」によって掘削されたのが「鵬雲洞(ほううんどう)」です。

明治・大正・昭和と62年間という長きにわた市民に愛された軌道線でしたが、マイカーブームの波に飲まれ、昭和46年昭和46年3月31日に営業を終えています。現在は隣接する「県営紀三井寺公園」を結ぶ紀三井寺緑として鵬雲洞と廃線跡が残されています。

海南市方面の「紀三井寺緑道」の石碑

遊歩道を歩きます。

遊歩道に入って、ほんの少し歩けば「鵬雲洞」に到着です。

レンガ造りのすばらしい隧道がお出迎え。

扁額は、難しい字で書かれているので読めません…。

隧道内全体にモルタルが吹き付けられているので、元がどうなっているのかはわかりませんが、埋められた退避抗跡は確認できます。

反対側に抜けました。

こちら側には、「鵬雲洞」と書かれています。

レンガのすき間から木が生えてきていました。すごい生命力ですね。

単線の軌道線用の隧道ににしては幅がかなり広いなぁと感じていましたが、よくよく調べてみると複線トンネルだったようです。内部は、モルタルで塗り固められていて元の状態が分からないのが残念ですが、遊歩道にはもったいないぐらいのトンネルです。

海南方面に戻り、国道42号線の方へ出ると見えるのが「平成のトンネル」こと平成6年に完成した「新毛見トンネル」。その脇に階段があったので上がってみることにしました。

階段を上ると左手に「新毛見トンネル」

階段を上がりきって毛見隧道が見えるところを探してみましたが、これが限界。足元が悪いので注意してください。

真上にも上がってみましたが、木が茂っており、隧道前の街灯の頭がチラっと見えるだけでした。

最寄り駅は、JR紀三井寺駅ですが徒歩で30分かかるようですので、JR和歌山駅前発のバスで向かう方が良いかもしれません。また、自動車は紀三井寺公園の無料パーキングを利用するとよいでしょう。

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