宝塚方面から川下川ダムを経由しJR福知山線道場駅の方へ向かう際、県道372号線と同じく武庫川沿いを走る旧道もしくは廃道?が約2キロほど残っているのを見つけた。現道よりも低く水面に近い場所を走る道を紹介する。
県道327号の旧道
この道へは、川下川ダムを経由し切畑道場線(県道327号線)を道場駅方面へ向かうと、新名神の橋梁が頭上高くに見え、次いでJR福知山線の橋梁が現れる。その手前を右に下ると川沿いに出る。現県道327号も川に沿って走っているが、その下を走っている形だ。
道なりに進むと道場駅の方へ向かいが、その前に少し手前方向に戻り段差が小さくなっているところから河原で遊ぶ。
道場駅方面は段差が高くなるので、この辺りでは河原には降りれなくなる。
それでは、道場方面に向かい進むがほんの少し走ると廃道の様相を呈してくる。
とはいえ、雑草が伸びているだけで問題なく進んで行ける。
そうすると道場駅手前のJR福知山線の高架と車道橋が見えてきた。この部分は左手にある池のような部分を迂回するような形になっている。先に見えている橋を渡ると道場駅へ向かう。
画像の奥に見えるのが道場駅へ向かう橋。先程の場所もそうだが、この辺りは水面が非常に近く増水すると沈むため現行の県道を高い位置に作り直したのだろう。
このまま進んで行くと生野橋に出るが、その手前で道がなくなってしまった。先の様子を見ると生野橋手前で道が登っているのが見えたので道は続いているようだ。この短い区間を超えれば抜けれそうなので進むことにした。
短い区間だが、かなりぬかるんでいた。
リヤタイヤ交換後の皮むきがてらに出かけてきたが、もう皮むき終了ということで良いかな。
ぬかるみ区間の次は、武庫川に流れ込む船坂川が道路上に溢れていた。ここだけ工事用の仮設の道路のようになっていたが、しっかりしているようなので渡る事にした。
生野橋手前に抜けた。この鉄骨が元は何だったのか気になるが、抜けた側から見ると「立入禁止」とかかれていた。
おまけに、出てきた先が遊歩道のようで入口にポールが立てられ、その間をチェーンで繋いであったので、一瞬焦ったが端が空いているので、県道327号に出る事が出来た。
この道路は、川下川ダム方面の新名神の橋脚が武庫川の中に立っている付近で終わっていることから、新名神の開通工事に合わせ県道が整備されたものと推測される。また、この工事がいつ頃行われたものかも不明だが、現在は、JR福知山線道場駅先の生野橋側からは立入禁止とされているので、今回紹介している川下川ダム側から入り、ぬかるんだ区間手前で折り返す方が良いかもしれない。
川下側ダムの下
県道327号線の旧道に向かう際、川下側ダムの横を通過するが、このダムは県道沿いからしか見る事が出来ず、あまり見所が無いが、ついでに紹介しておきたい。
このダムの見どころは非常に少ないので、素通りする事が多いダムだ。
ダム上は、封鎖されており入る事が出来ない。
ダム湖の眺め。
少し下った木々のすき間からなんとかダムを見る事が出来る程度。
ダムから続く坂を下りきったところに脇道がある。チェーンが掛かっているが、脇が空いているので入らせていただいた。
突き当りまで進むと、川下川ダムの放水路の下に出る。
放水路の脇には大きな橋脚が建っている。
見上げると真上に新名神高速が通っている。
放水路沿いの道を進むと奥にゲートがあるが、ここは施錠されており入れない。
ゲートのすき間から中を覗いても、ダムは見えない。
こちら側に来たからと言って特別見所が増える訳ではないが、ちょっとした立ち寄りスポットとして紹介させていただいた。
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