納車直後のテネレ700で、SSTR 2022に初参戦!

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その存在は知りつつも休みが合わず指を咥えて見ているだけだった SSTR (サンライズ・サンセット・ツーリング・ラリー)へ初参戦してきた。CRF250Lで走る予定だったが、直前に納車されたテレネ700で参加することにした。

土曜日が休みではない私が、参加することになったきっかけは、コロナが蔓延している中での開催でみつを避けるために期間を延長しており、その中に日曜日が入っていたことを知ったことから始まった。しかし申し込むのが遅れ、日曜日の枠が埋まってしまっていたのだ。一度その気になってしまっているので今さら気持ちを止める事が出来ず、唯一空いていた5月28日(土)の枠で申し込んでしまった。結果、仕事をさぼる事になってしまった。

出走当日、スタート地点に到着したのが、AM4:30頃。日の出時刻がAM4:49分まで、しばし待機。テレネ700の走行距離は44キロ。

SSTRのルールは、太平洋側の任意の地点から日没までに日本海側の千里浜を目指すのだが、大阪近郊では海から太陽が昇る地点が見当たらない。そのため陸地から昇る太陽を見ることになる。当日までに、スタート地点の下見も行ったが、良い場所が見つからず淀川の河口近くからのつもりだったが、前日になり、ふと西宮市の方が良い気がして下見もなしに訪れたのが画像の場所。

5月20日が発売日のテネレ700(2022年モデル)の納車が、もしかすると間に合うかもしれないと淡い期待をしつつSSTR出走の準備をしていた。その際、送られてきたゼッケンを車両の前方と両サイドに貼るのだが、CRF250Lのライトカウルの面積が小さくステッカーがはみ出しそうだったので、ステッカーを貼り付けたアクリル板を出走直前にカウルに両面テープで張る予定で準備をしていた。テネレ700の場合、スクリーンが装備されているので直接ゼッケンを貼れば済むのだが、すでに用意してしまっていたので、プレートをスクリーンに貼る方法となった。

そうこうしているとどんどん周囲が赤く染まり、太陽が昇り始めた。高い建物があると、ある程度日が昇るまで待つ必要があるが、ぶっつけ本番で訪れた割には良い場所を見つける事が出来た。

SSTRシステムでスタートの報告をしたのち出発する訳だが、ただ単に千里浜を目指せば良いのではなく、以下の表のある道の駅やサービスエリア/パーキングエリアなどに立ち寄り、ゴールまでに合計15ポイント以上を獲得する必要がある。また「指定道の駅」の中から1ヶ所以上に立ち寄ることが義務づけられている。

指定道の駅3ポイント
岬ポイント3ポイント
その他の道の駅2ポイント
高速道路等の
サービスエリア/パーキングエリア
1ポイント
びっくりボーナスポイント   (2022NEW!!)3ポイント

また、2022年は、追加ルールとして以下のものが追加され、達成できた方はスペシャルデザインバージョンの完走記録証がダウンロードできるそうだ。

★☆☆道の駅20カ所以上立ち寄り
★★☆指定道の駅5カ所以上立ち寄り
★★★石川県内の道の駅全26カ所制覇
★★★びっくりボーナスポイント5カ所以上立ち寄り

この中で、上二つはまだしも、石川県内の道の駅全制覇とびっくりボーナスポイント5カ所はかなり難しそう。とりあえず道の駅を巡りながら千里浜に向かうことにする。

そして最初に向かったのは、指定道の駅となっている「道の駅 神戸フルーツフラワーパーク大沢」。到着すると多くのSSTR参加者が居られた。ここからは、次の指定道の駅である「美山ふれあい広場」へ向かい道中にある道の駅に立ち寄りながら北上することにした。

道の駅「京都新光悦村」

道の駅 「スプリングスひよし」

そして、二つ目の指定道の駅道の駅「美山ふれあい広場」に到着。

美山から周山街道で福井に入り、道の駅「名田庄」。

周山街道から国道27号線に出て、道の駅「若狭おばま」。

道の駅を出て、県道24号線で敦賀方面へ向かっていると金色に輝く畑が目についたので立ち止まった。

麦の栽培が増えているのか、あちらこちらで目にした。下道をブラブラ走っているとついつい寄り道をしたくなってしまう。

敦賀を越え国道8号線沿いの道の駅「河野」。

追加ルールを達成するためには寄り道しているヒマは無いのだが、「河野」を出て、国道8号線を北上しだしてすぐ、桜橋交差点を越えた所から旧道と思われる赤い鉄橋が目に入り、我慢できずついつい立ち寄ってしまった。ここについては別記事で紹介したいと思う。

福井県鯖江市に入り、三つ目の指定道の駅「西山公園」。

この辺りからは市街地を走る事になるので、テネレ700の高速道路での使用感を確かめるべく鯖江インターから北陸自動車道に乗った。高速道路上では、サービスエリア・パーキングエリアへの立ち寄りもポイントとなるので、「北鯖江PA下り」「女形谷PA下り」「尼御前SA下り」「安宅PA下り」「徳光PA下り」と順番に立ち寄りながら進んだ。

徳光PA下り 展望台

本来は、四つ目の指定道の駅「たいら 五箇山和紙の里」近くまで高速を利用するつもりだったが、徳光PAでメールをチェックすると、SSTR運営委員会から「重要なお知らせ」が届いていた。それによると高波と風の影響で千里浜のほとんどの区間が通行止めとなっているそうで、千里浜インターからの800メートルの通行となり、砂浜でのゴール受付もなくなったとの事だった。

展望台からの眺め

自然現象であるから、仕方がない事だが千里浜がほとんど走れないことにショックを受け、テンションがダダ下がりになってしまった。800メートルは走れると言っても参加車両3000台が押し寄せごった返すことはまちがいないだろう。そのためゆっくりと夕日と愛車を撮影するなんてことは、とても出来なさそうだ。

そこで、最低限のポイントは稼げていることもあり、「道の駅たいら」へ向かうのを止め「徳光スマートインター」で北陸道を降りることにした。

そして向かったのは内灘砂丘。千里浜では難しそうな砂浜での撮影をもくろんだが砂に埋もれてしまうのであまり海に近付くことができなかった。そのため海まで距離がありので、バイクの背景が少し寂しく感じていた、すると後から来たジムニーが私の気持ちを察したかのように高台に上って停車してくれた。

このまま千里浜に向かうのもまだ早いので、地元の自治体がSSTR参加者に配布してくれている「ご当地ステッカー」をもらいに回る事にした。津幡町文化会館シグナスでは、今日が最終日だからかいっぱいステッカーをくれた。

「石川県西田幾多郎記念哲学館」ここでは、受付で「SSTR…」というだけで、やや愛想無くステッカーが差し出された。本来の仕事ではないことをさせて申し訳なく感じつつステッカーを頂いた。

河愛の里 Kinschule(キンシューレ)。

頂いたご当地ステッカー

この後、道の駅高松にも立ち寄ったが、ステッカーが無くなっていたので入手できず。

夕日が沈む時刻になると大渋滞が予測されるので、少し早めに千里浜に向かったが、この時間でも凄まじい台数が集まっており、砂浜で撮影しようと停車しているバイクでごった返していたが海に対して斜めにずらっと停車しているその姿は、中古車の野外販売会場のように思えた。そんな中で何とか場所をを見付けて撮影したのがこの画像。これしか撮れなかったのが残念だ。

ゴールポストもなく、何とも寂しいゴールとなった。SSTRの関係者や地元の方に促されるまま進むと、近くの教習所の誘導されたが、あの台数の中にバイクを止めてしまうとイベント終了まで身動きが出来なくなりそうだったこともあり、駐車する直前にスタッフにお願いして外に出た。

ここで元来の人込み嫌いが発揮され、ゴールの受付すら忘れ宿をとっている金沢市内に走り出していた。しかし途中で思い出し、受付の近くにバイクを止めフィニッシャーバッチと記念品を受け取り、少しだけ会場の雰囲気を味わった。

千里浜でゴールしていれば、また気分も違い会場でも楽しめたのかもしれないが、テンションが下がってしまっているので仕方がない。すこしだけだったが雰囲気は味わえたので良しとしようと思う。

しかし、今回も仕事をサボって参加している身の上であるがために、何とも言えないが次回は通常のゴールを体験してみたいと思う。

SSTR参加中は、リストバンドを付けておきサービスを受ける際提示する必要があるようだが、今回は見せる機会は無かった。

ゴールが中途半端な感じがして消化不良気味であったが、普通デザインの「完走記録証」とはいえ、こうして記念となるものが残るとうれしく感じ、消化不良な感じも薄れ、記念すべき10回目のSSTRに参加できたので御の字だと思えるようになった。また、テネレ700の慣らし運転がてらの参加だったが、正直、納車直後で操作にも慣れていない上に足つきの悪さから、何度ボテゴケして帰ってくるのだろうかと不安を感じていたが、非常に乗りやすく一度もボテゴケすることなく、ならし運転を終了する事が出来た。テネレ700のインプレッションにもいずれ記事にまとめるつもりでいるので、少々お待ちいただきたい。

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