SSTR2022参戦帰りの慣らしツーリング:御母衣ダム

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ダム・堰堤
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白川郷から当てもなく走り出した際、国道沿いに現れた「御母衣ダム(みぼろダム)」に立ち寄った。このダムの堰堤に上がるには、トンネルの途中の洞門部分から脇に逸れる必要があるが特に案内などもなく通り過ぎてしまいやすいので、その辺を中心に紹介したいと思う。

御母衣ダム(みぼろダム)は、「ひぐらしのなく頃に」という、マンガ?の舞台になっているそうで、白川郷と共に聖地巡礼場所とされている事を後になって知った。

このダムは、岩石や土砂を積み上げて構築された、高さ131メートル、長さ405メートルの日本初のロックフィルダムで設置されている御母衣発電所は最大出力215,000キロワットの能力を有する。完成当時は、その巨大さから「20世紀のピラミッド」とも呼ばれたそうだ。

建設に当たり、旧荘川村の一部がダム湖の底に沈むことになるため、大きな反対運動があったそうで、冒頭の「ひぐらしのなく頃に」は、その辺を題材としているそうな。

ダムの正面には、MIBOROダムサイドパーク 御母衣電力館・荘川桜記念館がある。訪れたのがAM7:00過ぎだったので、まだ開館しておらず見学出来なかった。

御母衣発電所で使われていた発電機を回す水車の羽で、昭和36年1月から19年間使われていたもので、摩耗が著しくなったために交換され、ここに展示されるようなったそうだ。

建物の横に回り中を見たが、ガランとしているので、使われていないのかもしれない。この施設は道路に対して少し高台にあるので、この場所からは、正面に御母衣ダムが良く見える。アイキャッチ画像はここで撮影したもの。

MIBOROダムサイドパークから急な坂を登るとトンネルが現れる。そしてトンネルとトンネルの間にある洞門部分から堰堤上へ出ることができる。。

「福島第6洞門」のところ。勢いよく走ると通り過ぎてしまう。実際、私は通り過ぎてしまった。

堰堤上には、車両は乗り入れることは出来ないが歩いて渡れる。

堰堤上からダム湖を望む。

発電所側。

堰堤の方から洞門の方を見るとこのようになっている。堰堤とトンネルの間には排水路があるので、橋が架けられている。

右側に見えているのが旧道。駒留が設置されているので、ダム建設当初は柵がなかったようだ。

平成20年に旧道にを沿う形でトンネルを開通させたため、トンネル途中から堰堤に出るようになった様だ。

ダム湖沿いに国道156号線を走っていると、ダム湖の終わり付近で湖面に自動車が降りているのを見かけたので、降り口を探しに周遊路に入ったが、よくわからず引き返した。次回じっくりと探してみたい。

御母衣ダムから国道156号線をひるがの高原の方へ進み、県道314→127号線に切り替わってすぐに福井県に入った。すると、右手に「俵谷川通常砂防堰堤」が見えたので休憩することにした。

水の流れる音、透き通るきれいな水面を見ていると、癒されるのはなんでなんだろうか?ついつい立ち止まってしまう。

休憩後、再び石轍白川沿いを走る。川沿いのこんな感じの道が一番好きだ。

しばらく走ると、対向2車線となったと思ったらダムが出てきた。重力式アーチダムで国内に12基しかない珍しい型式を用いる「石徹白ダム」で発電専用らしい。流れ出す水が美しい。

引き続き県道を走り国道158号線に入った。仏原ダムへ向かって九頭竜川を渡る際、橋の途中にバイクが停車していたがライダーはおらず、どこに行ったのか不思議に思っていると、橋を渡り切る直前で渋滞が起きていた。車が通り過ぎるとバイクが転倒しているのが見えた。バイクは起こしているもののフロント回りが大破しており道路に対して横向けになっていたので対向できなかったようだ。

バイクの破損状況からすると、にわかに信じがたがったがメッシュジャケットやパンツははボロボロになったが大したケガは無かったのが幸いだ。3人がかりで道路脇に寄せ通行の妨げにならないようにして、現場を後にした。確かにここに来るまでにも、曲がりくねった道にスノーシェッドが設けられており、走りにくさを感じていた。先程の場所も仏原ダム方面からやってきて、カーブしたスノーシェッドを抜ける地点だった。走りにくく感じる原因は感覚が狂うからだろう。

そして、国道158号線で大野市街が抜けた先で国道476号線に入った。すると通行止めとなっていたがとりあえず進んでみることにした。

しかし、トンネルの手前でがっちり封鎖されていた。

とはいえ、ここに来たのは、天空の城で有名な「越前大野城」が見えないかと期待して上がってきたのだが、戌山城跡がある手前の山が邪魔をして見えなかった。このまま476号線を通り抜ける予定だったが諦めて国道158号線に戻ることにした。

白川郷から御母衣ダムを経て、福井県まで戻ってきたが山の中を縫うように走る道は楽しい。乗り出した当初は、大柄な車体に恐れをなしていたが、この頃になるとすっかり慣れワインディングを楽しむ余裕も出てきたこともあり、南条町の「林道 北谷線」へ向かうことにした。ここについては次回の記事で紹介することにして、今回はこの辺で終わりたいと思う。

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