カムリ(AXVH70系)など
以下の操作を60秒以内に実施すること。
1 | 車両のパワースイッチが「OFF」状態になっていることを確認する。 |
2 | ブレーキを踏まずに「パワースイッチ」を2回押す。 |
3 | シフトレバーをPレンジにする。 |
4 | アクセルペダルを2回、全開にする。 |
5 | ブレーキを踏んでシフトレバーをNレンジに入れる。 |
6 | ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを2回、全開に踏む。 |
7 | シフトレバーをPレンジに入れる。 |
8 | アクセルペダルを2回、全開に踏む。 |
9 | ブレーキを踏んで「パワースイッチ」を押し、エンジンを始動させる。 |
10 | メーター内に「CDY-2E」と表示 ↓ 「VSCがOffのためプリクラッシュブレーキも停止します」 ↓ 「TRC Offしました」 |
パワースイッチ「OFF」 で整備モード解除。
トヨタ トラクションコントロール(TRC)解除スイッチが無い車両
ハイブリッド以外の車種で、TRC(トラクションコントロール)OFFスイッチのない車両の解除方法をです。(例 シエンタ・カローラフィールダーなど)
主な使用目的:スピードメーターテスター・二輪シャシダイナモメーターでの測定時
プリウス 認証(サーティフィケーション)モード 2WD TRC禁止用
以下の操作を60秒以内に実施すること。
1 | 車両のパワースイッチ(イグニッションキー)が「OFF」状態になっていることを確認する。 |
2 | ブレーキを踏まずに「パワースイッチ」を2回押す。またはイグニッションキーを「ON」にする。 |
3 | Pボタンを押す。または、シフトレバーをPレンジにする。 |
4 | アクセルペダルを3回、全開にする。 |
5 | ブレーキを踏んでシフトレバーをNレンジに入れる。 |
6 | ブレーキペダルから足を離し、アクセルペダルを3回、全開に踏む。 |
7 | Pボタンを押す。または、シフトレバーをPレンジに入れる。 |
8 | アクセルペダルを3回、全開に踏む。 |
9 | ブレーキを踏んで「パワースイッチ」押し、エンジンを始動させる。 |
10 | メーター内に「CERTIFICATION MODE(サーティフィケーションモード)」と表示されればOK |
パワースイッチ「OFF」 で認証(サーティフィケーション)モード解除。
TRC OFFスイッチが付いている車両でもペダル操作で認証モードへ
「TRC OFF」スイッチが付いている車両でも、ペダル操作で認証(サーティフィケーション)モードに入れます。プリウス以外のハイブリッドでも、「TRC OFF」が付いていたとしても場所がわからない場合や、MC前/MC後でスイッチの有無がありますので、一度、ペダル操作での認証モードを試してみてください。
認証モードの場合、プリクラッシュブレーキも停止されるので、走行の際はご注意ください。
シエンタ(SCP90)オーリス、ブレイド、カムリなど(ガソリン車)
1 | 車両のイグニッションスイッチが「OFF」状態になっていることを確認する。 |
2 | パーキングブレーキを解除する。 |
3 | ブレーキペダルを踏んでエンジン始動。 |
4 | エンジン始動後、30秒以内にパーキングブレーキを引いた状態で、ブレーキペダル操作を2回実施する。 |
5 | 上記の操作終了から15秒以内にブレーキを踏んだ状態で、パーキングブレーキ操作を2回実施する。 |
6 | 上記の操作終了から15秒以内にパーキングブレーキを引いた状態で、ブレーキペダル操作を2回実施する。 |
7 | VSC OFFインジケーター及びTRC OFFインジケーターランプ(マルチインフォメーションディスプレイ付き車はOFF表示)が点灯することを確認。 |
エンジン始動後は、所定時間内に一連の操作を完了させること。
イグニッションスイッチ「OFF」 で整備モード解除。
ホンダ
PGM-FIシステム メンテナンスモード
1 | POWERスイッチをOFFモードにする。 |
2 | ブレーキペダルを踏まずにPOWERスイッチを2回押し、ONモードにする。 |
3 | Pポジションで、アクセルペダルを2回、全開まで踏んだ後、足を離す。 |
4 | ブレーキペダルを踏み、セレクトレバーをNポジションにし、アクセルペダルを2回、全開まで踏んだ後、足を離す。 |
5 | ブレーキペダルを踏み、セレクトレバーをPポジションにし、アクセルペダルを2回、全開まで踏んだ後、足を離す。 |
6 | ブレーキペダルを踏み、POWERスイッチを押すと、メンテナンスモードが起動しエンジンが始動する。 |
7 | マルチインフォメーションディスプレイに ”MaintenananceMode” が表示される。 |
メンテナンスモードは、POWERスイッチをOFFモードにすることで解除できる。
停止制御
- ABS/VSA制御
- 電動サーボブレーキ制御の一部(ヒルスタートアシスト制御、ブレーキホールド制御)
- 減速回生制御
- EV制御
インサイト
オートアイドルストップシステムが作動しても、車検時の前照灯試験や制動力試験に必要な性能は確保できるようです。
日産
フーガハイブリッド(Y51系)
整備モード | 主な使用目的 | 制御内容 | ハイブリットシステム警告灯 | 12V系充電警告灯 |
整備モード1 | エンジン無負荷で実施する点検等 | ・クラッチ1を開放しエンジンを無負荷状態にする。(Pレンジのみ)・エンジンを連続運転する。 | 点滅 | ― |
整備モード2 | 2輪シャーシーダイナモメーターで走行する場合 | 前後輪の回生ブレーキのバランスを変更する。 | ― | 点滅 |
整備モード3 | 4輪シャーシーダイナモメーターで走行する場合 | 勾配推定を禁止する | 点滅 | 点滅 |
整備モード5 | エンジンのみで走行する場合 | エンジンを連続運転する。 | 点滅 | ― |
以下の操作を60秒以内に実施すること。
1 | セレクトレバーをPレンジでキースイッチをONにする。 |
2 | アクセルペダルを全開、全閉を2回繰り返す。 |
3 | ブレーキを踏みながらセレクトレバーをNレンジにする。 |
4 | アクセルペダルを全開、全閉を2回繰り返す。 |
5 | ブレーキを踏みながらセレクトレバーをPレンジにする。 |
6 | アクセルペダルを全開、全閉を2回繰り返す。 |
7 | 整備モード1に移行(コンビネーションメーター内のハイブリッドシステム警告灯が点滅する) |
8 | 車両を「READY」にする。 |
- 整備モード2へは、アクセルペダルの操作回数を3回にする。
- 整備モード3へは、アクセルペダルの操作回数を4回にする。
- 整備モード5へは、アクセルペダルの操作回数を6回にする。
整備モードの解除操作
キースイッチをOFFにすると、整備モードは解除される。
e-Powerシステム 整備モード
以下の操作を60秒以内に実施すること。
1 | 車両のパワースイッチが「OFF」状態になっていることを確認する。 |
2 | Pレンジでブレーキペダルを踏まずにPOWERスイッチを2回押し、ONにする。 |
3 | アクセルペダル全開、全閉をモードによって下記の回数繰り返す。(回数により整備モードが異なる) ・2回:排ガステストモード(エンジン燃焼を継続・不要な制御停止) ・3回:2シャシダイモード(2輪シャーシダイナモ時に使用・不要な制御停止) ・4回:ENG連続回転モード(燃焼・不燃焼問わず、エンジン燃焼の継続・不要な制御停止) ・5回:クランキングモード(燃料カットでエンジンをクランキングする) ・6回:HVバッテリー消費モード(強電バッテリーから電力を取り出し充電量を低下させる) |
4 | ブレーキを踏みながらセレクトレバーをNレンジにする。 |
5 | 2で選んだモードの回数分、ペダルを踏む。 |
6 | ブレーキを踏みながらセレクトレバーをPレンジにする。 |
7 | READYにすると整備モードに移行完了。 整備モードにより以下のランプが点灯。 ・ENG連続回転モード:「e Powerシステム警告」と「12V系充電警告灯』」が点滅 ・排ガステストモード:「e Powerシステム警告灯」が点滅 ・2シャシダイモード:「12V系充電警告灯」が点滅 ・クランキングモード:「走行可能表示灯」が点滅 ・HVバッテリー消費モード:「走行可能表示灯」と「e Powerシステム警告灯」が点滅 |
整備モードの解除操作
キースイッチをOFFにすると、整備モードは解除される。
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