「京都・笠置」JR関西本線 下の川橋梁と柳生街道架道橋

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下の川橋梁

対岸の国道163号線から木津川を挟んで見た下の川橋梁と笠置キャンプ場。左に見える橋梁の下をくぐりキャンプ場へ入場するわけだが、私が知っている笠置キャンプ場は、無料のキャンプ場で河原に見えているようなこぶし大の石がゴロゴロしていて、車高の低い自動車では、燃料タンクに穴が開いたりしていた記憶がるので、綺麗に整地されていることに驚いた。有料化されたとは聞いていたが、こんなに綺麗になっているとは思わなかった。

話が逸れてしまったが、下の川橋梁に話を戻す。ここへのアクセスは、国道163号線から笠置大橋を渡り柳生街道架道橋を経由し、その先を右折して少し進んだところにある大手橋の上から見えている。

この橋からは、このように見えるが、最近塗り直された笠置大橋と下の川橋梁が被る。単体で見ると2色に塗り分けられた笠置大橋は良い雰囲気だが、下の川橋梁を主体とする場合は少々邪魔に感じる。撮影する時は、通過する車両で笠置大橋が隠れるようにした方がすっきりするかもしれない。

この橋の中央部分には、鎌倉時代末期の1331年笠置山いったいは、元弘の変の兵火に包まれた。大手橋の名はこの地が笠置山城の大手門出会ったことに由来すると書かれている。

川の上流側も趣があってよい雰囲気を醸し出している。

がぞに写っている車両のあたりを右に入って行くと下の川橋梁橋梁へ行く向かうことができる。

下の川橋梁の橋台と橋脚は、関西鉄道によって1897年(明治30年)に竣工当時のまま残されている。

現存する国内最古のトレッスル橋脚で、平成21年10月14日にJR西日本登録鉄道文化財に指定された。

橋台はレンガと隅石という凝った造り。

トレッスル橋で最も有名だったのが兵庫県の山陰本線の餘部橋梁だったが、3本の橋脚部分を展望台として使い残されているが、それ以外は架け替えられてしまっている。

列車が通る時を撮影するつもりで大手橋まで戻り、時刻表を確認している間に列車が来ていた。慌ててシャッターを切ったのでこんな有様だった。笠置大橋を列車で隠すどころではなかった。これ以上、ここで時間を潰しているわけにもいかず移動することにした。

白砂川か打滝川か?

周辺を少し探索するために大手橋から川沿いに進むと、突き当りに階段があった。そこから川辺に降りる事が出来る。突き当りを右に進むと、川辺に向かうスロープを見付けた。入ってよいものか少し躊躇したが、特に車止めや標識も無いので降りてみることにした。下は遊歩道のようになっており川沿いを散策できるように整備されているようだが、ヌルヌルしており非常に滑りやすい。タイヤ痕からもわかるように少しブレーキを掛けただけで滑った。

グーグルマップによると、この前を流れる川が白砂川で、この先で合流し打滝川となり笠置キャンプ場の横から木津川に流れ込むようになっているが、先程訪れた下の川橋梁の前に架かる大手橋の親柱には白砂川と書かれている。

不思議に思い調べてみると、白砂川に打滝川が合流し、その後木津川に流れ込んでいるのが正しくようなので、親柱に書いてある通り「白砂川」が正しいようだ。よって笠置キャンプ場の横を流れ木津川に流れ込んでいる部分も白砂川という事になる。

最後に

キャンプブームが再来しているのに合わせ、四輪駆動車も人気が上昇しているようだが、はるか昔の四駆ブームの頃に、当時乗っていたハイラックスサーフで笠置キャンプ場を訪れた際に、その当時、橋梁に特に興味があるわけではなかったが、その雰囲気の良さから下の川橋梁の撮影した記憶があるが、それからかなりの年月が経過した今、橋梁を目的としてこうして再び訪れるとは思わなかった。

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