CRF250【MD47】3000km走行後のインプレッション

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CRF250L(MD47)
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21年8月の末に納車されたCRF250L。2か月ちょっとで走行距離が3000kmを越えました。その間に、AIキャンセルやSP忠男「パワーボックスパイプ」を取り付けたりしていますが、その辺も含めて再度、インプレッションをしてみたいと思います。

高速道路

前回のインプレッションは、慣らし運転終了時だったので、高速道路でのインプレッションはしていなかったので、まずはここから。

オフ車での高速道路の経験は、TW225でしかないですが、その時の感想は「つらい」の一言でした。そのためCRF250Lにも期待していませんでした。しかし、CRF250Lは十分走れることに驚きました。

よく回るエンジンなので、「TWよりはましかも?」ぐらいの感覚で、まったく期待していませんでしたが、100km/hペースで十分走れます。6速/8000rpmまで回すと、スピードメーターの表示は100km/hを越えていますが、エンジンが悲鳴を上げることもなく走ってくれるので、多少ペースの速い車両にもついていくことができます。ただし、上り坂になるとそのペースを維持することができず速度が落ちていきます。その辺は排気量なりです。

ハッピーメーター

スピードメーターの表示が、ハッピーメーターのようで実際の速度よりも、高い数値を表示しているようです。

スマホのGPSの速度表示とCRF250Lのメーターの表示では、60km/hの時で5km/h前後。100km/hを越えると、10km/h前後の違いがあります。110km/hのとき実測100km/hということになります。

衛星が絶対とは言えませんが、速度制限60km/hの道路で、速度をきっちり守ってそうな車両の後ろで測定してみてもスピードメーターの誤差は同じような感じです。

もともとスピードメーターには許容範囲が設けられていますので、異常とは言えない思いますが誤差が大きいのは間違いなさそうです。新車装着のタイヤでこれですので、タイヤ交換時に外径の大きいものに変更すると、誤差が更に大きくなりそうです。

最近では、移動式のオービスが普及しており、コロナの影響で売り上げが下がった警察が躍起になって速度取り締まりを行っています。

そのため制限速度で走った場合、スピードメーターの表示速度より5~6キロ低い速度で走行する事になってしまいます。これは後続車に迷惑をかけることになりますし、移動速度も遅くなりますので、なるべく違反とならない速度上限で走りたいところです。

対策としては、スピードメーター誤差補正デバイスを導入するしかなさそうです。スプロケを交換した際に使用するのが本来の使い方のような気もしますが、様子を見て必要そうなら導入しようと思っています。

エンジンブレーキ

ノーマル状態で最も乗りにくいと感じていた点がこれ。少し戻すだけでエンジンブレーキが強烈に効くので、田舎道などでスロットル一定で走行する際に、スロットルが重く微調整がしにくく感じます。逆に元気に走る時は、スロットルを大きく開けるので、まったく苦になりませんしスロットル操作とシフトダウンお行うことで、エンジンブレーキのみで、ある程度の速度をコントロールしやすく感じます。この辺は好みの問題かもしれませんが、私の場合、一定速度で走っていると疲れます。また一定速度が苦手だということは、飛ばす要因となり事故や交通違反を誘発する可能性が高まり、ツーリングの観点から見ると欠点と言えるでしょう。

減速時のボコボコ音

燃料の入れ過ぎによりチャコールキャニスターに燃料が流れ込むと、「ボコボコ」という排気音がするという記事を書きましたが、燃料を入れ過ぎないようにしていても、長い下り坂などでエンジンブレーキを掛けている状態では、入れすぎた時よりはましなものの、やはり「ボコボコ」音が出ていました。

Aiキャンセル

そこで行ったのが、「Aiキャンセル」。これを行うことで、エンジンブレーキの効きも緩和され、「ボコボコ」音も幾分緩和されたものの、エンジンブレーキの効きすぎと「ボコボコ」音は相変わらず出ている状態でした。

SP忠男 パワーボックスパイプ

次に行ったのが、「SP忠男 パワーボックスパイプ 」 このエキマニの効果は、凄まじくスロットルが軽く感じ、高回転まで一気に回るようになりました。そしてエンジンブレーキの効きがマイルドになり、「ボコボコ」音の方もかなり解消され乗りやすくなりました。また、排気音も少し大きくなったので、しばらくはノーマルマフラーのままで行こうと思っています。

燃費

3,000kmを走ったことで、車体の扱いにも慣れワインディングではレブリミット付近まで回すようになりましたが、舗装路のみの場合、一般道で34~36km/L、高速道路で、27~29km/L、となっています。ルートに林道区間が入ると数値は下がります。

ブレーキホース

ブレーキホースがメーターの一部に掛かり視界を遮るので、左のウインカー表示が見にくく感じていましたが、慣れたのかあまり気にならなくなりました。

HONDA

メーカーのホームページの画像を見ると、画像に写っていない部分でブレーキホースを持って上方に引っ張りながら撮影しているみたいです。

シート

私のCRF250Lは通常モデルですので、足長モデルである〈S〉に比べシートが薄いのが原因かもしれませんが、今までお尻が痛くなることが無かったのですが、CRF250Lは50キロも走るとお尻が痛くなっていたので、〈S〉の厚めのシートに変えようかと考えていましたが、シートが馴染んだのようで、それほど苦痛を感じなくなってきました。

反面、膝の角度がきつくなってきたので、いずれはハイシート化するかもしれません。

足長の〈S〉モデルか通常モデルか?

足つきや使用状況にもよるでしょうが、私の場合、足つきを考慮し通常モデルにしましたが、しっかり沈み込むので、想像以上に足つきが良く「〈S〉でもよかったかな?」と思ったりしますが、不整地を走る際、すぐに足が付ける安心感は絶大ですので、「この選択で良かった」と思えるようになってきています。

最後に

NC750Xからの乗り換えだったので、「物足りなさを感じるのではないか?」が一番の懸念材料でしたが、距離を重ねるごとにその不安は無くなりました。逆に軽さと気軽にどこにでも入って行けるメリットの方がはるかに大きいです。確かに高速道路では車重の軽さやエンジンの振動などを大型車と比較すると疲れますが、一般道を法定速度で走る分には、まったく問題ありません。私と同じように悩んでいる方もおられると思いますが、自信を持ってお勧めする事が出来ます。

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