2019年式のカムリハイブリッド(AXVH70)の補器バッテリーを交換したので、搭載位置と交換方法を紹介する。この車両は、近年増えつつあるEN規格のバッテリーが採用されており、従来のバッテリーとは固定方法が違うものの、交換方法は基本的に同じだが、バックアップの方法と併せて紹介していきたいと思う。
カムリハイブリッドの補機バッテリーは、トランク内に設置されており、トランクを開けた右側にカバーがあるが、蓋を引き上げながら爪を引くと蓋が外すことができる。
カバーを取り外すと、バッテリーが見える。
ENタイプのバッテリーなので、外車と同じくバッテリー下部で固定されており、反対側はボディに引っ掛かるようになっているので、この一本取り外すだけで、バッテリーはフリーとなる。画像に写っている排気用のホースも取り外しておく。
取り外した固定用の金具。バッテリーの角を固定するようになってのがわかる。
この状態で、端子を外せば、バッテリーを取り外す事が出来るが、その前にバックアップを取るなりしてECUの電源を確保しておく必要がある。
今回は、裏技である「整備モード」に入れてからバッテリーの交換を行う。
整備モードに入り、エンジンが始動しているのを確信したら、そのままの状態でバッテリーマイナス端子を外す。上から止まっている10mmのナットを緩めると端子を外すことができる。
プラス側は、従来のバッテリーと同様に横から10mmのナットを緩めると外れる。
片側は車体にバッテリーを引っ掛けるようになっているので、バッテリー本体を車体後方にずらしてから引き上げるとバッテリーが出てくる。
ただ、トランクの隅でただでさえ作業しずらいことに加え、バッテリーが重く、プラス側の端子が引っ掛かって非常に出しにくいので、プラス端子が金属部分に触れないよう細心の注意を払うようにしてほしい。以下の記事では、バックアップの方法についても紹介しているので、自信がない方はきちんとバックアップを取って作業する方が良いかもしれない。
今回、交換するバッテリーは、パナソニックの日本車用ENタイプ「370LN2」
取付の際もバッテリー端子が金属部分に接触しないように細心の注意を払いながらバッテリーを搭載する。そしてバッテリー端子を⊕→⊖の順で取付け、バッテリー本体を車両前方に押しつけてから固定用の金具を取り付ける。少し揺すってみて、しっかり固定されているかを確認し、排気用のホースを取付ける。
裏技で作業した場合は、スタートボタンを押してエンジンを停止すると、「整備モード」もオフとなるので、トランクのカバーを被せて作業終了。
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