綱代の漁港の近くにある大正元年に完成したトンネル「綱代隧道」。出来た当初は海沿いに通されたトンネルだったそうですが、海側が埋め立てられた際に広い道路が通されたので、現在は裏道で民家に囲まれながらひっそりと過ごしています。
道が狭く民家に囲まれているので、撮影の間バイクを止めているのも気が引けてしまいましたが、人も車も通らず、ひっそりした雰囲気です。
右側にコンクリートでできた祠がありました。
左側には石碑がありました。花が添えられているので地域の住民の方が手入れを行っているようです。
平成10年には、復旧治山工事が行われたようです。
トンネル入り口付近にある物干しみたいなのは何でしょう?干物干し用かな?生活感があっていいですね。
トンネルの入り口付近はレンガ造りですが、内部はコンクリートで固められています。比較的新しい感じですので。この部分が復旧治山工事によるものなのかもしれません。
反対側に抜けました。
こちら側にも祠がありました。
その隣には「南無阿弥陀仏」の石碑が祀らています。大正時代のトンネル工事はさぞかし難工事だったとおもいます。それに伴い事故で亡くなられた方も多かったのかもしれませんね。
トンネル内にはビールケースでベンチが作られていますので、地域住民の集いの場になっているのかもしれません。夏は涼しそうですね♪
トンネル内に電灯が灯されていますが要石に電線を固定するアンカーを打ち込んでいます。重要な部分だと思うのですが、これぐらいなら大丈夫なのかな?
トンネルの天井部分は、かなり雨水が染み出し色が変色しています。
祠の反対側には、トンネルにぴったりとくっついた手洗い場がありました。何の目的で設置されたのでしょうか?
トンネル横のタバコ屋さんの雰囲気も良い味を出しています。タイムスリップしたような感覚を覚えます。
綱代隧道を後にして、隣を走る県道27号線に出ると、港があり、「網代地区浜公園」が整備されています。
画像は自然歩道の入り口からの風景ですが、 「網代地区浜公園」 の奥から中国近畿連絡自然歩道を行けば、「千貫松島展望所」「綱代展望台」にも行けますので合わせて立ち寄ってみてもよいかもしれません。
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