以前紹介した「海の京都」の隣、福井県の小浜市・高浜市近辺は、海沿いを流しながら走るのにはうってつけの場所です。この辺りは原発マネーで潤っているためか施設が大きく人が集まりやすいのですが、今回は人が少なくゆっくりできるスポットを紹介していきます。
日引の棚田
日引の棚田は日本の棚田100選にも認定されており、内浦湾の斜面に階段状に約200枚の水田が広がっています。海と漁村そして棚田ある風景を望む事が出来ます。また、日引の棚田から少し走ったところにある、恵良岬展望台からは海を挟んで高浜原発を見ることができますので一緒に立ち寄ってみてください。ただし展望台は老朽化により現在は立ち入り禁止となっています。
田烏(たがらす)の棚田
田烏(たがらす)の棚田は、海沿いに小さな田が集まってできた大変美しい棚田です。
毎年、田植え後の5月中旬と収穫後の9月下旬の2回、棚田にキャンドルを灯し幻想的な世界を作りだしています。この『棚田キャンドル』は、集落の方のお力添えで平成24年度から続く集落の一大イベントとなっています。
場所は小浜から国道162号線を三方五湖方面に走り長いトンネルを抜けた高架道路の上から見る事が出来ます。
少し先には、駐車スペースがありますので、路上駐車せずに、そちらに駐車するようにしましょう。
明鏡洞(城山公園)
高浜城の跡地である城山公園内にある明鏡胴は、高浜町の名勝とされています。公園内には広い芝生広場や遊歩道も整備されていますので、展望台に上がり奇岩や若狭湾の眺望が楽しむことができます。また夕日百景にも選ばれていますので夕日を眺めてに行くのも良いかもしれません。
小浜公園海望山展望台
白鳥会館
元薬品製造販売に使われた店蔵で、正面の開口部廻りに花弁型の特殊煉瓦を使用して特異なアーチを形造る意匠や腰壁等壁面の一部に煉瓦を用いていている登録有形文化財(建造物)です。小浜公園の近くですので、公園の駐車場に車を止めて小浜町並みを散策してみてもいいかもしれません。
広域基幹林道若狭幹線 展望台
広域基幹林道若狭幹線にある展望台です。道中はあまり展望は望めませんが、フラットダートで走りやすい林道です。難点は土砂崩れなどで全線を走れることが少ないことです
常神の蘇鉄
常神のソテツは、大正13年に国の天然記念物に指定されており、国の天然記念物に指定されたソテツの中では最も北に位置しています。推定される樹齢は約1300年らしいです。
場所は、三方五湖レインボーラインを入らずにひたすら常神半島に向かって県道216号を走った突き当りです。近くに常神潮風公園や常神岬灯台もあります。
若狭仏舎利塔
三方五湖の一つ久々子湖から岳山を上がったところが駐車場になっていますが、そこから更に奥に進んだところに建物がありますが、その建物を回り込んだ裏に若狭仏舎利塔があります。
仏舎利塔(ぶっしゃりとう)とは、仏舎利(釈迦の遺骨)を納めるとされる仏塔。一般に仏塔の原型であるインドの「ストゥーパ」の様式をそのまま模して建てられた仏教建築物である。ドーム状の構造物の上に相隣をもつ。日本では近代になって建てられたものも多い。また本来の舎利を祀るだけでなく、太平洋戦争で亡くなった戦没者を祀る仏舎利塔もある。
Wikipedia
以前は無かったのですが、現在は仏舎利塔へ続く道路の入り口に獣除けのゲートが設置されていますが、施錠はされていません。ただし開けたら必ず閉めるようにしてください。
最後に
小浜・高浜方面は、舞鶴方面と共に人気のツーリングコースですが、特に関西圏のライダーにとっては、快走できる国道162号線(周山街道)を抜けると小浜方面へ抜ける事も出来ますし、舞鶴自動車道が北陸自動車道と繋がったことから高速道路のを利用してもアクセスしやすくなっています。海沿いを海を感じながら走るのは格別ですが、そこから一歩踏み込んで行ってみて欲しいスポットを中心に紹介させていただきました。
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