吹田機関区横 の旧国鉄操車場跡地に、2020年(令和2年)11月11日に「吹田市健都ライブラリー」が、開館しています。ここには「最後の0系」と呼ばれている新幹線が保存されており、車両内部も見学する事が出来ます。
吹田市「健都ライブラリー」は、健康に「気づき」、「楽しみ」ながら「学べる」をコンセプトにしており、医療やスポーツに関する本が集められているそうです。
同じ敷地内にある「健都レールサイド公園」の方は、市民の積極的かつ継続的な健康づくりの促進する事を目的としているだけあって、公園と言っても子供向けではなくトレーニング場のようなたたずまいです。
綺麗な施設です。2階には、一般書や児童書が置かれ、多目的室も設けられています。
到着時間が開館前だったので周辺を見て回ると、「健都ライブラリー」の裏側から0系新幹線「22-7007」を建物外から見ることができますので、時間外に訪れても見学することができますね。
ここに保管されている「22形7007号車」は、1985年(昭和60年)、日本車輛で22形2022号車として製造されました。国鉄からJRとなった後、車内の設備などの改造を受け22形7036号車となりましたが、後に22形7007号車へと車番変更が行われています。そして山陽新幹線での0系最終運用まで活躍し、2008年(平成20年)に引退。翌年の2009年(平成21年)に廃車されました。
入り口の脇からも見えています。ガラスなしです。。
開館時間が来たので、一番乗りで車両に向かいました。プラットフォームが再現されていますね。
健都ライブラリーが建っている場所が空地となっていた頃、長い間ビニールシートに包まれ放置されていたのは、ここに展示する予定があったからだったんですね。展示に当たり塗装も綺麗に塗り直されてようですね。
車両の後部に回ると、正雀駅で保管されていた頃は取り外されていたらしい、パンタグラフもちゃんと取付らていました。
それでは、車両後部から中に入ります。
中に入るとギャラリーになっていました。
現役当時の写真。
「健都ライブラリー」が、吹田機関区の横ということで、主要貨物操車駅の配置図などが展示されています。
この図には、全国の主要な奏者所の一日の最大取り扱い能力と平均操車数がが示されており、上段の赤字が、最大操車能力(車数)、下段の青字は最近の平均取扱車数を表しています。
吹田機関区の最大操車能力は3500両となっており、その規模の大きさが良くわかります。
吹田操車場の下りハンプにカーリターダー(自動減速機)が導入されたころの写真のようです。
車両前部には、座席が残されていましたが、立ち入る事は出来ません。
吹田市健都ライブラリー
住所:吹田市岸部新町2番31号
アクセス
- JR「岸辺」駅から徒歩15分
- JR「吹田」駅から徒歩20分
休館日
- 毎月最終の木曜日(祝日と重なるときは翌日を休館)
- 特別整理期間
- 年末年始(12月28日~1月4日)
開館時間
- 月・火・水・土・日曜日・祝日 午前10時~午後6時
- 木・金曜日(祝日を除く) 午前10時~午後8時
注:健都ライブラリー読書相談カウンターは午後6時まで
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