タイトルでは「試してみた」としていますが、「図らずも試すことになった」が正しいかもしれません。しかし、燃料タンク容量が7.7Lしかない CRF250L【MD47】ですが、満タンでからどの程度の距離走れるのかを知っておく事は有用ですので、結果オーライかな?
以前、CRF250Lに予備燃料を確保するためにフューエルボトルを常備していますが、今回のガス欠は、それが原因とも言えます。なぜなら、予備燃料の安心感は絶大でスタンドを選り好みしているうちにガス欠になってしまったのです。
ガソリンスタンドの少なさや休日は休業しているお店が多い事も要因ですが、国道に出た際に2件ほど営業しているお店があったので、そこで給油しておけばガス欠する事は無かったのです。なぜ給油をしなかったかというと、「自分で給油したかったから」です。2件ともセルフスタンドではなかったので見送ってしまった。
チャコールキャニスターについて書いた記事でも触れていますが、ガソリンの入れ過ぎは燃料の無駄になるだけではなく、不調の原因にもなるので、給油の基準を「給油口内の金属部分」までと決めています。基準を決めることで満タン法による燃費計測の精度も上がる事もあり、なるべくセルフスタンドで給油したかったのです。
走行不能まで走って得た数値は、ガソリンタンク内の金属部分からガス欠で走行不能になるまでの走行距離は、287.4kmでした。AVGは給油後しばらくは42km/Lから少しずつ下がりガス欠時点では39.8km/Lとなっていました。
平均燃費(AVG) 39.8km/L × 燃料タンク容量 7.7L = 306.46km
実測では「 287.4km 」でしたが、平均燃費から計算すると「 306.46km 」走れる計算となり、およそ19kmの誤差がありました。
これは、スピードメーターがかなりハッピーメーターなので、走行距離が60km/h時に5キロほど誤差がありますので、[287.4 km× 0.95]となり、実際の航続距離は約273kmということになります。
当然、平均燃費であるAVGも高めに表示されることになりますので、60km/hで 5%、100km/hで10%程度引いた数値が本当の値になると思われます。
燃料ボトルの容量は0.9Lですが、キャップの閉めが甘く少し漏れていたので実質0.7Lぐらいだったと思います。そこから最寄りのガソリンスタンドまでの距離が約8km。燃費が40km/Lとすると、0.2L程消費しているので燃料タンク内に残った燃料は約0.5Lの状態から給油したことになります。
燃料タンクの金属部分が半分浸かる程度まで給油して、7.09Lでしたので、タンクに残っているであろう0.5Lと合わせると7.59L。ガソリンタンク容量が7.7Lなので、もう少し給油ができたみたいです。
ただ、サイドスタンドを掛けた状態で、画像のラインの所まで給油すると7.7Lになると思いますが、それを超えて給油しても減っていきますので、その分はチャコールキャニスターの方へ流れているようです。
最後に
今までは、メーター読みで200kmぐらいを目途に給油していましたが、実際のデータを得たことで、同じような燃費状況の場合、もう少し走っても大丈夫なことが分かりました。また、半信半疑だった満タンの基準が確認出来たので良い機会になりました。これを試せたのも予備タンクのおかげと言えますので、田舎の方へツーリングに出かけるのなら燃料ボトルの携行をお勧めします。
私は自作でフューエルボトルを取付けるステーを作成しましたが、こんなものを見つけました。
防水仕様になっており、フューエルボトルだけでなく小物入れとして使えるようです。この商品の存在を知っていたら、これをベースに取り付け方を考えていたと思います。
給油場所に困る機会が増えてきていますが、ガス欠のような未然に対処の出来るトラブルは避けれるように工夫する事もツーリングを楽しむコツですので試してみてください。安心感が絶大です。一度試してみてください。
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