CRF250L [MD47]のAIキャンセルを行いましたが、キャンセルを行うと不要になるワンウェイバルブを取り外したところ、エンジンチェックランプが点灯してしまったので、ワンウェイバルブを残してのキャンセル作業なりました。キャンセル後のかんたんなインプレと交換方法を紹介します。
AIキャンセルキット
AをIキャンセルする方法は、ホースを取り外しメクラ蓋をしておくだけでも十分効果があると思いますが、どうせなら不要なものは取り外したいと思い「 AIキャンセルキット 」を使用しました。
AIキャンセルキット取付
この商品は、シリンダーヘッドカバー上とゴム製のキャップがセットになったもので、説明書はありません。そのため付くべき所に付くのだろうと思い、ゴムキャップの径を合わせてみるとエアクリーナボックス部分に付けるのが正解のようです。
となると使用しなくなるワンウェイバルブも含め、二次空気導入装置を全て取り外すことにしました。AIキャンセルキットを付けエンジンを始動すると、エンジンチェックランプが点灯してしまいました。それを回避するためにワンウェイバルブは残したままにしてあります。
ただ作業的には、作業がしやすいので取り外しから説明していきます。
ワンウェイバルブ 取り外し
シリンダーヘッドカバー上の蓋は車両の左寄りにあり、左側からの方が作業しやすそうに感じるかもしれませんが、ラジエータのホースが邪魔なので、車両右側からの方が作業がしやすいです。作業スペースの確保するためにワンウェイバルブを取り外します。
右側のカウルを外すと、ラジエーターのシュラウド部分にM6ボルト2本で固定されています。
センサーのコネクターをステーから外し、エアクリーナーからワンウェイバルブに入っているホースを取り外します。
手前と奥のM6ボルト2本を外します。
コネクターを切り離すとワンウェイバルブが外れます。
AIキャンセルキット取付
ワンウェイバルブを取り外したので、シリンダーヘッド上が良く見えるようになっていると思います。2次エア―の取り出し口は8mm頭のボルト2本で止まっています。
右側にあるボルトは緩めやすいですが、奥側は少し作業しずらいです。使用工具は8mmのメガネレンチと8mmのソケットを使いました。8mmソケットはメガネで緩めてから手で回すのに使います。
次にAIキャンセルキットを取付けますが、手前側にビスの頭が出ていますのでフタの向きに注意してください。
キャンセルキットの窪みのある方が、車両右側になります。
ボルトを2本で蓋を取付けます。
最後にエアクリーナーからワンウェイバルブに繋がっているホースを取り外し、キットに付属のキャップを付けて完成のはずでした。
エンジンチェックランプ点灯
ワンウェイバルブを取付けずにエンジン始動すると、エンジンチェックランプが点灯してしまいましたので、エンジンチェックランプをリセットしてから、もう一度ワンウェイバルブを取付ると点灯しない。その状態からコネクターを切り離すと点灯するので、ECUにダイアグコードが入力されてしまうようです。仕方が無いので二次エア―取り出し口とワンウエイバルブまでのホース部分のみ外すことにしました。
先程、エアクリーナーに取り付けたキャップをワンウェイバルブに取り付けることにしましたが、キャップの径が若干大きいのでビニールテープを巻き付けてからキャップを取付けています。
AIキャンセルの効果
AIキャンセルをしてみて感じたのは、次の4つ。
- トルクが上がる。
- エンジンのレスポンスが良くなる。
- アフターファイヤが減る。
- エンジンブレーキが弱くなった。
トルクやレスポンスが上がったといっても、ごくわずかですが体感できる程度には上がっています。
アフターファイヤーについては、下り坂で「ポンポン」うるさいぐらいだったのが、かなり減少しました。
エンジンブレーキも効き過ぎだったので、マイルドになったので非常に走りやすくなりました。
燃費も良くなると言われていますが、走る道や林道を走った距離にもよりますので、よくわかりませんでした。
最後に
MD44までのCRF250Lでは、AIキャンセルを行った際にワンウェイバルブを取り外してもエンジンチェックランプが点灯するのかは不明ですが、MD47ではダイアグを拾ってしまい、エンジンチェックランプを点灯させるようです。不必要なものが車両に残っているのは残念ですが、メーター内にチェックランプが付きっぱなしになる方がうっとおしいので仕方がありません。とはいえ大した費用も掛からず、作業も簡単に効果を体感できますのでおススメです。
コメント