トヨタ サイ(SAI)ハイブリッド・補機用バッテリー交換

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自動車整備
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トヨタサイ(SAI)の補器用バッテリーの交換を行いましたので、作業手順と要領を紹介をします。

交換したのは、トヨタ サイ(SAI)AZK10型(後期)ですが、このオーナーは、以前はサイの前期型に乗っていました。前期型の時は5年でバッテリーが上がりましたが、この後期型は7年経過しても、バッテリーは上がっていませんでしたが、バッテリーのCCA値が低下していたので交換となりました。

補器バッテリー交換

作業に取り掛かる前に、忘れすにバックアップの電源を確保しておいてください。方法については以下の記事を参考にしてください。

バックアップ電源の確保が出来たら交換作業に入ります。

サイはプリウス等と同じくトランク内に補器バッテリーが搭載されていつので、トランク内での作業となりますので、作業の邪魔になる荷物は下ろしておきましょう。

プリウスと違うのは、トランクの手前側ではなくトランクの奥、後部座席の後ろ側に位置しています。

バッテリーの交換を行うにあたって、カバーを捲る必要がありますが、トランクのボードが干渉するので、手前にあるハンドルを起こし取り外します。

ボードを取り外すと、バッテリーを覆っているカバーを捲ることができます。〇の部分については後ほど説明します。

カバーを捲るとバッテリーが見えますので、交換作業をしていくのですが、捲ったカバーが戻ってくるので作業しにくいです。ここで上記画像の〇部分のベロを利用します。

〇部分にあるベロをボード下のケースに挟んでおくと、カバーが固定され作業がしやすくなります。

バッテリーの固定は、〇部分のM6ナットを外せばステーを取り外せます。

反対側は、金具を引っ掛けてあるだけです。

バックアップ電源が確保できていれば、このままバッテリーの端子を外しますが、裏技で作業するのなら、「整備モード(メンテナンスモード)」の状態でエンジンが掛かった状態にしてから、端子を外すようにしてください。

「整備モード(メンテナンスモード)」 の入り方は、以下の記事を参照ください。

バックアップ電源が確保できたらバッテリー端子を取り外して、バッテリーを引き出します。

注意点としては、サイ(SAI)のバッテリーは、プリウスなどに使われている「S46B24R」よりも大きい「S55D23R」が使われており重い上に搭載位置が奥まっていますので、少々作業性が悪い中でバッテリーを少し持ち上げて位置決めの突起部分を越えて引き出す必要がありますので、端子を被覆するなどしてください。

余裕があるので、ある程度、引き出してからで大丈夫ですが、バッテリーの奥側にガス抜きのホースが刺さっているので、外すのを忘れないようにしてください。

取り付けは、逆の手順で組付けていくだけでOKです。ガス抜きホースの付け忘れに注意してください。

最後に

使用状況は、前期型の後期型共に高速道路を使用して片道45kmを通勤をしており、10万キロまでは同じ。後期型の方は、10万キロ走行後はゴルフに行く程度となり、それほど距離は伸びていませんが、5年経過時の走行距離や使用方法は、ほぼ同じであったのにもかかわらず、前期型と後期型では補器バッテリーの劣化状況が違うのも不思議な気もしますが、新車装着バッテリーの個体差か性能が上がっているのかもしれませんね。もしバッテリーの個体差だとすると、早ければ5年弱、長ければ7年以上持つということになりますが、安心のためには5年以内の交換が良いということになりそうです。

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