SLが展示されているということで、近くまで行ってもそれらしい”公園”がないのです。公園と名が付いていますが、企業の敷地の一角に展示されているので公園をイメージしていくと辿り着けません。そんな、少しわかりにくい「根来SL公園」の紹介です。
蒸気機関車D51 930 が保存されているのは、根来寺も近い「道の駅 道の駅 ねごろ歴史の丘」・「旧和歌山県議会議事堂(一乗閣)」向かいの高台にある赤井工作所の敷地内にあります。
道の駅の方から見ると赤丸部分に「根来SL公園」と案内が書かれています。
道なりに上がっていくと、正面に工場が現れ「根来SL公園」らしきものは見当たりません。
しかし、この工場の通用門の横をみると貼り紙がしてあります。
そこには「根来SL公園」と書かれていましたが、それでも、どこにSLが展示されているのかわかりません。敷地の外から中の様子をうかがってみると奥に展示されていました。
D51 930
D51 930 は、1943年11月に 川崎車両兵庫工場 で製造され、以降、東海道本線、北陸本線、中央本線で運用された後紀勢本線を最後に廃車されました。
その後、 和歌山県海南市「みなと公園」 で保管されていましたが、赤井工作所敷地内に移され、旧国鉄OBの方々で組織された「D51930保存会」の皆様がボランティアで修復が行われ、静態保存及び公開されています。
「根来SL公園」 の場所が分かりにくいのが難点ですが、状態は抜群によく。「D51930保存会」の皆様 が愛情をもって手入れしてくれているのが感じ取れます。手入れの行き届いた運転席も見学する事が出来ますのでSLに興味のある方なら訪れて損はないと思います。
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