すべてのバルブが社外品のLEDに交換されたハスラー(MR41S)で、右のウインカーの点滅速度が速い、いわゆるハイフラと呼ばれる症状となっており、ミラーとリヤウインカーは、流れるウインカー(シーケンシャルウインカー)は、一番端のLEDが点灯していません。これが原因かと思いましたが、その原因となっていたのはちゃんと点滅していると思っていたフロントのLEDバルブでした。
症状
中古車で購入したハスラー(MR41S)だそうですが、前オーナーにより灯火類をすべてLEDに変更されています。
- フロントウインカー/社外LEDバルブ
- ミラーウインカー/社外レンズAssy(流れるタイプ)
- リヤウインカー/社外テールレンズAssy(流れるタイプ)
左側は正常に点滅するのに、右側のウインカーだけ点滅速度が速いという症状。
フロントウインカー
フロントウインカーは、バルブを社外品LEDバルブに交換しています。点滅速度は速いですが、点灯状態に問題は無さそうです。
※点灯時と消灯時の画像を重ねています。
テールレンズ
右側の流れるウインカーの一番端のLEDが点灯していません。
※画像では、明るさが違うように見えますが左右ともおなじです。
ミラーウインカー
ミラーウインカーも一番端のLEDが点灯していません。
左右の入れ替え
テールレンズやミラーウインカーはコネクター形状が左右同じなので、まずテールレンズの左右入れ替えましましたが、症状変わらず。
社外ミラーウインカーは、コネクター式ではなくレンズ部から出ている配線を車両ハーネスに直接結線するタイプなので容易に左右の入れ替えが出来ません。
フロントウインカーLEDバルブの左右入替
しっかり点灯していたので、これが原因の可能性は低そうに思えたのですが念のため左右入れ替えてみました。すると普通の速度で点滅を始めました。左側に元々右側に付いていたバルブを付けてみると、ハイフラ状態になりましたので、これが原因で間違いないようです。
点滅速度が通常の速度になると、ミラーやリヤウインカー部の流れるウインカーも正常に点灯するようになりました。一番端が点灯しなかったのは、点滅速度が速すぎて端のLEDを点灯するまでにリレーが切断されることからだったようです。
フロントLEDバルブを交換したらミラー及びテールの流れるウインカーも端まできっちり点滅するようになりました。
最後に
最後に
ハスラー(MR41S)はノーマルでは通常のバルブが用いられていますが、それに比べてLEDバルブは内部抵抗が少なくなっており、そのまま取り付けるとハイフラになってしまいます。以前はその対策としてIC式のウインカーリレーに交換したりしていましたが、最近ではそれぞれの製品にレジスターを組み込むことで、ハイフラ対策がされるようになってきていますので、このような不具合を起こすということは内部抵抗に何らかの問題があったのではないかと思われます。
このような事例もありますので、特に社外品のLEDバルブの場合は、一般的なバルブの様に「点滅している」=「正常」ではないという事を頭に入れておいた方が良いかもしれません。
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