ロードサービスを受ける方法としてはいくつかの方法がありますが任意保険付帯のものは事故の補償+ロードサービスとなっており故障・トラブルもカバーできるのでお勧めです。
「どこがいいかよくわからないし、そんなに違わないんじゃないの?」
それが保険会社によってサービス内容違います。任意保険の基本の補償は対人・対物はどこともが無制限となっており各社そんなに違いはありません。でもロードサービスは100%自分の為のものです。
保険の何を重視して加入するか人それぞれですが、ロードサービスを基準に保険会社を選ぶのも一つの方法だと思います。なおロードサービスが自動付帯、特約としてつけることができるもしくは基本的なロードサービスは付いているがアフターサービス部分を特約として用意している保険会社など保険会社によってその取扱いは様々です。
今回紹介するロードサービスは、サービスを提供していない保険会社もあるので、特約としてサービスを提供しているものは付帯した状態で紹介させていただきます。
ロードサービスの内容を紹介した後にちょっとしたトラブルの対処グッズなんかも紹介しています。
ロードサービス内容を比較
ロードサービス(特約を付帯した場合も含む)
保険会社 | 搬送距離 | 搬送離離 | バッテリー上がり | ガス欠 | キー閉じ込み | 落輪 引き上げ |
保険会社指定工場 | 契約者指定工場 | (ジャンピング) | 10L無料 | 1回 | ||
三井ダイレクト | 無制限 | 50㎞ | 1回 | 1回注1 | 回数制限なし | 2万円まで注3 |
アクサダイレクト | 無制限 | 50㎞ | 1回 | 1回注2 | メットイン・紛失は不可 | 一輪のみ 1m以内 注5 |
チューリッヒ | 無制限 | 100㎞ | 1回 | 1回 | 1回 | 1m以内 |
損保ジャパン | 無制限 | 15万円限度 | 制限なし | 1回 | 回数制限なし | クレーン有注5 |
あいおいニッセイ同和 | 15万円限度 | 15万円限度 | 1回 | 1回 | 回数制限なし | クレーン有注5 |
三井住友海上 | 530万円限度 | 30万円限度 | 1回 | 1回 | 回数制限なし | クレーン有注5 |
共栄火災 | 15万円を超える部分も負担 | 15万円限度 | 30分以内の 作業 | 1回 | 30分以内の作業 | クレーン有注5 |
AIG損保 | 30万円 | 30万円 | 1回 | 1回 | 制限なし | クレーン有注5 |
注2 一年目のガス欠は燃料代は実費
注3 側溝等にタイヤが落ち込んで車体が路面に接触していない場合は対象外
注4 すべての落輪は対象外
注5 落輪でのクレーン作業は搬送費用からの支払いとなる
ちなみに搬送距離15万円とか30万円分って「何km運んでくれるの?」って思いますよね。
調べたところ普通車で15万円分約180㎞(基本料・作業料1時間含む)、30万では倍となるようですすが高速道路や夜間帯やクレーンの使用などの作業内容により搬送距離は変わるようです。バイクについての記載はありませんでしたが4輪つり上げ作業がない分、普通車に比べると少し搬送距離は長くなると思われます。
アフターサービスの比較
保険会社 | 宿泊費用 | 帰宅費用 | レンタカー | 修理車引取費用 | 修理後搬送費用 | キャンセル費用 |
三井ダイレクト | なし | なし | なし | なし | なし | なし |
アクサダイレクト | 全額保証注1 | 全額保証 | なし | 5万円まで | 全額保証 | なし |
チューリッヒ | 全額保証注1 | 全額保証 | 事故当日24時間無料 | 全額保証 | 全額保証 | 5万円まで |
損保ジャパン | 1万円限度 | 2万円限度 | 日額/30日限度 | 15万円限度 | なし | なし |
あいおいニッセイ同和 | 1.5万円 | 2万円(自己負担 1000円) | なし | 15万円 注2 (自己負担 1000円) | 15万円 注2 | なし |
三井住友海上 | 1.5万円 | 2万円(自己負担 1000円) | 7千円/日x(事故30日/故障15日) | 15万円 注2 (自己負担 1000円) | 15万円 注2 | なし |
共栄火災 | 1万円 | 2万円 | 1台につき2万円限度 注3 | なし | なし | なし |
AIG損保 | 1万円 | 2万円 | 日額x(事故30日/故障15日)注4 | 30万円 注2 | 30万円 注2 | なし |
注2 修理車引取費用と修理車搬送費用合わせた金額が限度
注3 帰宅又は移動の一日分を帰宅費用にて補填される
注4 契約時に保険金日額を5000円・7000円・10000円・15000円・20000円から選び加入
できることは自分で対応する術も必要
ロードサービスが使えたとしても場所や混み具合によって到着時間が2時間なんてこともあります。事故などで大破して走行不能になった場合はどうしようもありませんが、備えらる事もありますので紹介しておきます。
バッテリー上がり
インジェクション化されたバイクは押しがけ出来ません。できたとしても大型車の押し崖は大変です。バッテリー上がりだけではなくモバイルバッテリーとしてUSBポートが付いているので乗っていても損はないかも。
ブレーキ・クラッチレバー
ボテゴケでレバーが折れたなんてことはよくあります。たったそれだけのことで走れなくなる前にレバーガードを付けておくことをお勧めします。
汎用品で車種を選ばず、バーエンド部分を付け替えるだけで簡単に取り付けることが出来るしレーシーな見た目がGOODですね。
ガス欠予防
最近はガソリンスタンドの数も減り、いざ行ってみると廃業や休業していたりと「ヒヤッ」とすることが多くなりました。いざとなればロードサービスですが、どうしても時間を取られてしまいます。お守り代わりに燃料ボトルを携行することをお勧めします。
パンク
ロードサービスはパンクの修理は行わないのでレッカーで搬送されます。レッカーの到着時間、搬送時間、パンクの修理のための時間と大幅に時間を取られてしまいます。そのためにも自分でとりあえず応急ができれば時間のロスも最小限に済みます。
パンク修理材はあくまで応急なので、チューブレスタイヤの場合は現場で修理を試してみてもいいかもしれません。やってみると意外と簡単なんです。
デイトナのパンク修理セットは電動のエアポンプもついているのでパンクの時だけでなく空気圧の調整にも使えるので一つあると重宝します。
キーとじ込み
「バイクなのにキー閉じこみなんてないだろう」と思っていませんか?
スクーターならメットイン、自動二輪車の場合は、キーをシート下に置いたまま閉めるトラブルが多いそうですしロードサービスではメットインやトランクの鍵開けは対象外の所もあるのでスペアを持ってるのが一番安心です。
盗難防止装置が付いているバイクはキーの中にチップが入っているので純正キーをスペアとして持つようにしてください。シートは開きますがエンジンはかかりませんので紛失の時に困ります。
まとめ
せっかくのツーリングがトラブルで時間を取られ楽しめなかったなんてことにならないよう最低限の予防と対策、トラブルが起きた時に対処できるスキルを上げることが重要です。それでも対処できない場合はロードサービスを頼むのがベストでしょう。
ロードサービスの内容を大まかな表として作成しましたが細かな部分で保険会社各社で判断基準や考え方などが違っていますので気になるところは、しっかり確認するようにしてください。