今時のツーリングで欠かせない存在になったスマートフォン。地図として使うので視認性の良い場所に取り付けたいところ。しかしオフ車のハンドルは補強バーがあるのでスマホホルダーの取付場所が限定されています。そこで、スマホホルダーを取り付ける場所を確保する方法を考察してみました。
CRF250 L(MD47 )にハンドガードを取付けるまでは、ミノウラの多目的ホルダーを使い自作のスマホをホルダーをハンドルクランプで付けていましたが、ハンドガード取り付けてからは、唯一だったその場所を取られてしまいクランプする場所がなくなってしまいました。
スマホホルダー
スマホホルダーの固定方法は、ハンドルクランプが一般的ですが、オフ車の様にハンドルに補強のバーが入っているものやSSのセパレートハンドルのような場合、クランプする場所の問題が出てきます。
そのためハンドルクランプ式のスマホホルダーを取り付けるには、何らかの方法でクランプ出来る場所を確保する必要があります。
今回は、CRF250 L(MD47 )を基にその方法を考えてみたいと思います。
スマホホルダーに求める条件
スマホホルダーの取り付け位置は画像の部分が理想。スマホホルダーに求めるのは次の条件。
- スマホケース(カバー)を付けていても取り付ける事が出来る。
- スマホの脱着が容易。
- 見やすい位置。
CRF250Lの場合視認性に優れる設置場所としては、画像に示す所が理想ですがブレーキホースがあるため、ミラーとブレーキホースの間に限定されてしまいます。画像は純正ミラーですが、現在は回転式のミラーに変更しているので、次のような条件が加わります。
- ミラーを畳んだ時に邪魔にならない位置。
- 縦位置
ミラーは、本格的なオフロードミラーではなく、内側に向けることのできるタイプ。転倒時も内側に回転するので多少なりとも破損のリスクは軽減されます。
それでは、スマホホルダーの取付方法と、私が感じる気になる点を交えて見ていきたいと思います。
クランプバー(ミラーマウント)
ワールドウォークがCRF250用として、マウントバーを発売していますね。ただ、この商品22㎜のパイプと汎用のミラークランプとステーを組み合わせただけなんですよね。不要なハンドルなど22㎜のパイプが調達できたら他は自分で揃えた方が安くつきます。
パイプの穴は樹脂製のバーエンドを付けておけばOKです。
オリジナリティを出すのならアルミのバーエンドも良さそう。
こちらもミラーと共締めして使用するマウントステーです。高さはかせげそうですが、ステーがチープなのでブレが気になります。
オフ用として考えた場合、林道などで転倒も考えられますが、舗装路とは違い岩などの突起物に接触する可能性も考えると、なるべく飛び出た形状のものは避けたいというのが実情です。飛び出ているとスマホホルダーが破損するだけで済めば良いですが、車種によってはミラーホルダーや最悪ブレーキやクラッチレバーのホルダーが破損する可能性もあります。
その点では、ステー部分がチープなので接触したとしてもステー部分が曲がるだけで済みそうなのはメリットなのかもしれません。
上記に比べ、このタイプの方がしっかりした印象を受けます。高さも最小限なのでブレは気にしなくてもよさそうです。
より汎用性を高めたタイプなので様々なバイクに取り付けやすいかもしれません。バーが長めなので、すこしハンドル回りがゴチャゴチャするかも。
ミラーマウント一体型
ミラーマウントステーとスマホホルダーの一体型。これならスッキリ取り付けれるかも?角度調整はステーを曲げるのかな?
クランプバー(ハンドルマウント)
このタイプならハンドル下部の空いた所にアダプター取り付けれるかも。スマホホルダーを付けても高さが抑えられそうですね。反面タンクとの距離が近くなるので気を付けなければいけませんね。スピードメーターとの兼ね合いでスマホは横位置の取付になりそう。
南海のものとよく似ていますが、バーがスライドするみたいなので、より自由度が高そう。
イメージとしては、こんな感じになると思います。画像では下がったように見えるかもしれませんが、ハンドルのブレース側に上げて固定して使用することになると思います。
マウントシステム
サインハウスのマウントシステム。このようなセットもありますが、パーツごとの販売されていますので組み合わせにより、より自由度が高まります。これならハンドル下部に取り付けてもいい感じになるかも。ただ、こちらもスピードメーターとの兼ね合いで横位置装着になるかも?価格が高いのが難点。
バンド式
バイク用というより自転車用という感じですが、これならバンド式なのでマスターシリンダーとハンドルのすき間を通す事が出来そうです。走っている間に角度がズレないか心配ですが、転倒時はその緩さが良さそうにも感じます。
スマホホルダーも一体となっているのでスマートですが、ゴムを引っ張って固定する方式ですので耐久性に疑問が残りますが、価格が安いので試してみるのもありかも。
こちらはスマホホルダーが外れるタイプ。iphone用みたいですね。この手のタイプはスマホケースによっては固定できない事もありますので要注意です。
バッグ or ケース
ハンドルバーパットとスマホを入れるケースが一体になっているので取付の苦労がなさそうですが、角度によってはケースの表面が反射して見にくいかも。
タンクバッグの地図を入れる部分にスマホを入れてしまう。バッグごと持ち歩けばスマホの外し忘れはなさそう。ただ、車体からの電源を取りにくいので、モバイルバッテリーでの運用がベスト?。
これらのケースに入れるタイプは、雨に濡れる心配はありませんが、特に夏場はスマホが過熱して動作しなくなる場合があるので注意が必要です。
ハンドル交換
このハンドルなら、スマホのマウントも容易な上にM8ネジ仕様になっているので、ハンドガードの取り付けも容易です。おまけにハンドルバーウエイト入りですので、長時間乗っても苦にならなさそうです。値は少々貼りますが一番合理的かもしれませんが、スマホを取付ける為だけにと考えると躊躇してしまいますね。
最後に
取付場所の制約が少ない車両なら問題ないのですが、CRF250 L(MD47 )のように取付場所が限られている車両の場合、スマホホルダーよりもそれを取付ける場所の確保が重要になってきます。その点を重視して考察してきましたが、ご自分の車両に合いそうなものは見つかったでしょうか? クランプバー などの商品の紹介と共に私なりの気になる点も記載させていただきましたので、参考になれば幸いです。肝心の私自身は、気に入るものが無く、これらの商品を使ったものとは違う方法でスマホホルダーを取付けてました。その方法については、いずれ紹介したいと思います。
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