「低速でフラ付く」「曲がるときに安定しない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?それは骨盤が歪んでいるのが原因かもしれません。何と言っても、ライディングの肝は骨盤にあります。
「骨盤矯正」と耳にしたことはありますよね。「女性向けのダイエット」を思い浮かべるかもしれませんが、男性でも骨盤が歪んだまま固定され、バイクの挙動が安定しないことに繋がるのです。
そこで、日常生活やライディング中の症状、骨盤が歪む原因やチェック方法を紹介していきますので、一度、歪みチェックしてみてください。矯正すれば、挙動が劇的に変わり、バイクに乗るのがもっと楽しくなるのは間違いなしです。
こんな症状ありませんか?
骨盤の歪みは、様々な症状が出てきます。日々の生活の中でこんな症状はありませんか?
日常生活
- 肩凝りがひどい
- 寒がり
- 身体が固い
- ガニ又
- 片足立ちで靴下を履けない
- 歩くのが遅くなった
ライディング
- 低速走行でふらつく
- 曲がるときに車体が安定しない
- 曲がるときに遠きに視線を持っていけない
- 腕に力が入る
- 座る位置が決まらない
- ステップを踏ん張りにくい
- 二―グリップしづらい
- 走行中、つま先が車体と並行ではなく外を向く
- 重心移動が上手くできない
- 振り向きづらくなった
- バイクに乗り出してすぐは曲がりにくい、または、車体が安定しない
- 休憩後、走り出すと曲がりにくい、または、車体が安定しない
上記の症状を感じるなら、骨盤が歪んで固まっているか可能性が高いです。
骨盤の歪む原因
骨盤が歪む原因として、一般的に言われているのは生活習慣によるものが多いです。
- 決まった方向で足を組む。
- あぐらかいて座ることが多い。
- カバンなど重い荷物を片側に持つことが多い。
- うつ伏せに寝ることが多い。
- 立っている時に、どちらかの足に体重をかけていることが多い。
その他にも、腰痛を庇っているうちに歪んでしまうことも考えられます。
歪みチェック
骨盤の歪みには、「前傾」「後傾」「開き」「左右の歪み」があります。
足踏み
骨盤のゆがみをチェックをするには、床にマークを付け、目をつぶったままその場で50回足踏みをします。この時、手は方と水平に、膝は股関節と同じ高さまで上げるようにします。
マークから、大きくずれてしまったり、方向が変わったりしていたら、骨盤が歪んでいる可能性があります。
- 右へ移動していた場合→右側の骨盤の下がり。
- 左へ移動していた場合→左側の骨盤の下がり。
- 前へ移動していた場合→重心の前下がり。
- 後ろへ移動していた場合→重心の後ろ下がり。
足の開き
足を伸ばしてかかとを合わせて座ります。力を抜いた時につま先の開きが左右対称ならOKですが、どちらか片方だけが開いてしまう場合、開いている方の骨盤にズレがある可能性があります。
左右の膝倒し
膝を立てた状態で左右に足を倒し、骨盤の歪みの有無や度合いをチェックする方法です。
膝を立てた状態で仰向けに寝て、膝を付けた状態左右に膝を倒していったときに、倒しにくかったり、痛みがないかをチェックします。
倒しにくい(突っ張る、違和感、痛み)方に歪みが生じている可能性があります。
ライダーならではのチェック
私がいつもやっていることですが、信号待ちなどで、手はハンドルに両足は地面につけて、腰を反り背中は丸めるイメージで、どちらかの膝で車体を押すように力を入れた時やその状態で腰を捻る動作をした時に、骨盤の歪みがあると左右のどちらか、もしくは、両方に痛みがあるはずです。
ストレッチ
骨盤矯正をするには、歪んだ状態で固定されてしまっている骨盤周りの筋肉をほぐす方法として、ストレッチが有効です。
「骨盤矯正」で検索をすると、様々な情報が出てきますので、その中から、自分に合った方法を選ぶのもいいでしょう。
私は、自分で色んな風に体を動かし痛いところを探しながら、その痛みを感じる部分を重点的にほぐす事を繰り返していました。一ヶ所ほぐれると、次の部位とまたその次の部位と繰り返していくのです。その結果、バイクの挙動が安定し、一次旋回、二次旋回ともに、しっかりと荷重を掛けタイヤを潰す乗り方ができるようになりました。また、腰痛ヘルニアの完治、肩凝り軽減、体重減、代謝のアップなど良い変化は数々ありますので、矯正することをお勧めします。
最後に
整体などで、骨盤矯正をして盛るのも一つの方法だとは思いますが、ストレッチは毎日行うことで、効果を発揮する事が出来るので、毎日通う事が出来る方は良いですが、なかなか時間が取れないのが現実だと思います。
整骨院でなくても、コツコツ自分でストレッチを行う事が出来るものなので、時間的・費用的・効果の面から考えてもお勧めです。
骨盤が矯正されてくると、バイクに乗る度に、その効果を感じる事が出来るので、楽しく続けていけるのもライダーならではかもしれません。ただし、効果を急ぎすぎて無理するのは厳禁です。くれぐれもお気を付けください。また、ストレッチによる矯正が進んでいけば、今まで動かなかった所が動くようになることで筋力も増え、代謝が良くなることでのメリットも大きいので頑張って続けていきましょう。
コメント