京都府与謝郡与謝野町滝の「滝の千年ツバキ」がそろそろ見ごろではないかと思い訪れたが、少し時期が早かったようだ。替わりと言っては何だが、林道に入ったり、静かな場所でコーヒーを飲んだりしていた。また、帰りに「滝岡田古墳」を見付け見学したりと、それなりに満喫することができた。
滝の千年ツバキ
国道176号線から、加悦但東線(府道701)に入り道なりに進むと看板が出ているので、迷う事はない。
右手に「与謝野町椿文化資料館」がみえてくる。
すぐ先の橋を渡り左に行くと「滝のツバキ公園」、右には「日本のツバキ公園」があるようだ。
滝のツバキ公園へ向かう道は、「林道 大田和線」を走るようだ。入口にはゲートが設けられているが開いたままになっていた。
看板には、「滝のツバキ公園へは、門を開けてお通りください。」「下山したら門を閉めて、閂(かんぬき)を閉めてください。」と書かれているので、退出時に閉める様になっているようだ。
登って行くと道が二股に分かれた地点にでる。右の未舗装路は「林道 深山線」。こちらも入ってみたので後ほど紹介するが、「滝の千年ツバキ公園」へ向かうためは左側の舗装路を進む。
再び小さな太田橋を渡る。この辺りから舗装路の上に土と落ち葉の量が多くなり、リヤタイヤの山が少ない事と相まって滑りやすくなってきた。
太田橋の上から見た上流側。綺麗な水が流れている。
その少し先には「一休の滝(ひとやすみのたき)」の看板があった。
この看板の所からは小さな滝の事かと思っていたが、後で調べると、見えている所から下流側に「一休の滝」があるようだ。
道なりに進んで行くと、建物が見えてきた。ここは駐車場入り口にあるトイレ。
更に登ると、「滝の千年ツバキ公園」の看板が出てきた。
この辺り一帯は、大田和集落と呼ばれ農林業を営む、六世帯が暮らしていたが、過疎化が進み、昭和46年を最後に全世帯が与謝野町内に移住したそうだ。
この土蔵は、大田和集落の遺構らしい。今にも倒れてしまいそうな雰囲気だ。
千年ツバキの方へは、ここから更に登って行くが、その脇に水車を備えた休憩所が設けられていた。
この石垣も、遺構だそうだ。ここからは未舗装路となる。
未舗装路に入ると傾斜がかなりきつく、杉の葉が堆積した道を登っていくと開けた所に出ると右手に「滝の千年ツバキ」が見える。
過去に撮影された画像。
滝の千年ツバキは、推定樹齢1000年を超えるヤブツバキのことで、日本最古とも言われている。
滝の千年ツバは、斜面にあり少し見上げる形になるが、到着したのが、ツバキの真上から日光が差し込む時間帯で、超逆光の最悪のタイミングだった。おまけに開花時期も早すぎたのが、非常に悔やまれる。
お昼という事もあり、千年ツバキの正面にある休憩所で多くのハイカーが休憩していた。お話を伺うと、林道手前の「与謝野町椿文化資料館」に車を止めて1.5kmほどを歩いて上がって来たそうだ。
滝の千年ツバキから、更に奥に向かって林道は続いており、滝もあるようだ。しかし、走行禁止ではないと思うのだが、ハイカーからの視線が痛いので早々に退散する事にした。
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