IGキーシリンダー内部を組換えイモビライザー登録を回避

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自動車整備
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キーシリンダーの組み換え作業

キーは無くしていないのに、「キーの紛失」と同じ扱いとなっているケースのみの方法ですが、新品キーシリンダーを分解して内部の摩耗した「キー」を組み替えて、元のエンジンキーを使います。

まずキーシリンダーの後部にある、スナップリングを取り外し、エンジンキーを差し込んだ状態で引くと出てきます。これを新旧行います。

ちなみに、エンジンキーを差している間は、バラけることはありませんので安心してください。

新旧それぞれから取り外したキーシリンダーを組み替えていきますが、抜き出した「キー」に打刻されている番号を読み取ります。高さを合わしながらキーを入れて行く方法もありますが、元々のキーに使われている番号を読み取りメモを取っておきましょう。

キーシリンダー本体には、一体型のキーが6個、分割されたキーが2個入るようになっています。その部分に先程メモを取った番号に合わせて新しい「キー」を新しいシリンダーに入れて行くのですが、同じ番号のキーがすべてそろう事はありません。

そこで、交換した使用頻度の低い助手席側のドアロックシリンダーを分解して不足分を補います。

ドアロックキーシリンダーの分解

シリンダー後部のアームを止めているEリングを取り外します。次に画像にある部分を細いマイナスドライバーを使い金具を2か所起こしてシリンダーの前カバーを取り外すとシリンダーの内部が出てきます。

分解するとこんな感じです。ここから状態の良い「キー」を選んで移植します。

組替が終わったキーシリンダー。ケースに嵌めてスナップリングを取付けたら完成です。後は車両に組付けたら作業は終了です。

元々、使用していたエンジンキーですのでイモビライザーの登録も必要なく、すんなりエンジン始動しました。これで作業は完了です。

最後に

よく見かけるのですが、使用しているエンジンキーにアルミプレートを付けているユーザーを見かけるので、「大事な番号なので、何かあった時にわかるように保管しておいてください。」とお願いしていますが、変わらず付けたままの方や保管中に紛失してしまう方がおられます。ドアキーシリンダーに番号が記載されていたとしても、こちら側にしてみればドアロックシリンダーの脱着の手間が増え、ユーザーにとっては、その分の工賃負担が多くなってしまい、どちらにとっても良い話ではありません。その上、今回の様に番号の記載がない場合もあるということを知っておいてください。。

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