バッテリーが上がった!そんな時、確認するところと対処法を紹介。

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自働車やバイクに乗っていると、誰にでも起きうる問題の一つにバッテリー上がりがあります。ある程度の知識のある方なら、バッテリーが原因なのか、それ以外の原因なのか判断できるのですが、「エンジンがかからない」=「バッテリー上がり」と思い込んでしまう方もおられます。

バッテリーが上がったと思い込んで、ロードサービスを呼んだ結果、ちょっとしたことが原因でエンジンが掛からなかっただけだけなら、時間の無駄ですよね。

そこで、エンジンが始動できない。そんな時に、まず確かめておきたいポイントと本当にバッテリーが上がっていた場合の対処法について紹介していきます。

なぜバッテリー上がりと思い込むのだろうか

なぜバッテリー上がりと思い込むのか?単純に「一番起こりうるトラブルだから」の一言に尽きます。

2019年度の一般道路でのJAFへの救援要請を見てみると、ベスト10の中にバッテリーが原因となるものが、2つも入っておりその割合は、4割を超えています。ポピュラーなトラブルなだけに「バッテリー上がり」と耳にする機会も多く、エンジンが始動できないとバッテリー上がりだと思い込んでしまうんですね。

JAFロードサービス 主な出動理由TOP10
2019年 「四輪」一般道路

1過放電バッテリー689,335
2タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足376,912
3キー閉じ込み149,135
4落輪・落込137,618
5破損/劣化バッテリー126,745
6事故79,442
7燃料切れ45,666
8発電機/充電回路37,262
9スタータモータ26,790
10ハンドルロック・キー作動機構24,465

二輪車の場合は、キックスターターがあったり、押し掛けでもエンジンが掛けることができるので、救援要請のランキングが自働車とは違うのかというと、上位はほぼ同じなんですよ。

これは、二輪車にキックスターターが装備されたものが減ってきていることと、インジェクション車は、押し掛けができなくなってきていることも原因の一つだと思われます。

2019年 「二輪」一般道路

1 過放電バッテリー14,110
2タイヤのパンク、バースト、エアー圧不足9,144
3キー閉じ込み4,622
4破損/劣化バッテリー3,979
5事故3,753
6燃料切れ2,472
7発電機/充電回路1,450
8ハンドルロック・キー作動機構1,120
9キャブレター機構909
10スパークプラグ812

本当にバッテリー上がり?

エンジンが始動しないと焦りますよね。そのため余計にバッテリー上がりだと思い込む傾向があります。しかし、ほんのちょっとしたことの場合もありますので、一例を紹介しておきます。

ハンドルロック

車を停車して、ハンドル位置によってはハンドルロックが掛かってしまうことがあります。これ盗難予防のために取り付けられている「ハンドルロック機構」によるもので、キーシリンダーから出たロックがキーを抜いた時に飛び出し、ステアリングシャフトの溝に嵌る事でロックが掛かる仕組みなのですが、次にキーを差し込んだ時、飛び出たロックがステアリングシャフトに力が加わっていて、キーを回すことが出来なくなることがあります。解除方法は、ステアリングを微妙に左右に揺すりながらキーを回すと解除されます。キーが回ればエンジンは始動できるはずです。

シフトレバーの位置

シフトレバーは、「Pレンジ」と「Nレンジ」でしかエンジンが始動できないように作られていますので、それ以外の位置でエンジンを切って、戻さないとエンジンは始動できません。「Pレンジ」と「Nレンジ」にシフトを入れてからエンジンを始動してみましょう。

最近では、少なくなりましたが年式の古い車両などでは、PとNの位置のを検出しているスイッチの接触不良や位置ずれなどによりキーを回しても、セルモーターが回らずエンジンを始動できない場合があります。シフトレバーの位置をを「Pレンジ」か「Nレンジ」の位置でで微妙にゆすりながら、キーを回してみてください。

スターターモーター系統

イグニッションスイッチ「オン」でメーターが点灯し、更にイグニッションスイッチを回してもスターターモーターの回る音がしない場合、スターターモーターやリレー、イグニッションスイッチ系統に異常がある可能性があります。

クラッチペダル

マニュアル車のみですが、最近のマニュアル車は、ギヤが入っている状態でエンジンを始動すると車が動き出してしまうので、その対策としてクラッチペダルを踏みこまないとスターターモーターが回らないようになっています。また小柄な方の場合、クラッチペダルを踏んでいても、踏み切れていないためにエンジンが始動しないケースもありますので、しっかりシート位置を合わせてクラッチペダルを底までしっかり踏むようにしてください。

バイクの注意点

クラッチレバー

バイクの場合も自動車のクラッチと同じように、クラッチレバーの根元ににスイッチが付いておりギヤが入った状態では、セルモーターが回らないようになっています。稀にスイッチの不良や配線の抜けなどによりクラッチレバーを握ってもスターターモーターが回らないこともありますが、その場合でもギヤをニュートラルにすれば、エンジンは始動できます。

サイドスタンド

バイクのサイドスタンドにも根元にサイドスタンド用のスイッチが付いており、スタンドが出た状態では、スターターモーターが回りません。スタンドを上げてから再度、始動してください。

キルスイッチ

普段、キルスイッチでエンジンを停止させてから、イグニッションスイッチをオフにする方は心配ありませんが、イグニッションスイッチ(キー)でエンジンを切る方の方が多いと思いますので、通常は、キルスイッチは触ることはありません。何かの拍子にキルスイッチがオフになっているとエンジンが始動できません。慌てずに確認してみましょう。

バッテリー上がりの症状

バッテリー上がりとは、バッテリーの中に蓄えられている電気が不足する事から起きる症状ですので、バッテリーに蓄えられている電気量(電圧)によって症状が変わってきます。

エンジンを始動するための回転を得るための電気量がない場合

イグニッションオンで、メーターのランプ類が表示され、通常であれば、イグニッションキーを回すかエンジンスタートのプッシュボタンを押せば元気よく「キュンキュンキュン」とスターターモーターが回る音がするはずです。この時、エンジンを始動するために、ある程度の勢いでエンジンを回す必要があるのですが、バッテリーの電圧が下がるとスターターモーターは、回るもののエンジンを勢いよく回すことができず、始動するに至りません。このようなときは、セルモーターの音は「キュ…ン、キュ…ン、キュ…ン」といつもに比べ遅く感じられると思います。さらに電圧が低い場合には、「キュ…ン…]というだけでモーターがエンジンを回す力を失っています。

スターターモーターを回すだけの電気量がない場合

この場合は、先程の状態から更に電力がない場合ですが、イグニッションオンで、メーターのランプ類が表示されますが、セルモーターを回そうとイグニッションキーまたはエンジンスタートボタンを押しても、「カチッ、ジジジ…」と音がするだけでセルモーターが回りません。

バッテリーに蓄えられた電気がない場合

イグニッションキーを回してもメーターの表示すらしません。当然のことながらエンジンも始動しませんし、ワイヤレストランスミッターも作動しないので、ドアすら開かないはずです。

バッテリー上がりの原因となるもの

バッテリー上がりの原因となるものには、劣化・人為的なミス・故障によるものなどの一例を紹介します。

バッテリー自体の劣化

バッテリーは、定期的に交換が必要となっています。交換の時期については、使用状況にもよりますので一概に言えませんが、一般的に3年程度と言われています。バッテリーの蓄電能力(CCA)を測定することで、現在のバッテリー性能を知ることができますので、心配な方は、自動車整備工場などで測定してもらってください。ただしガソリンスタンドは、悪い数値がに出るテスターを使って、その数値を見せてバッテリー交換を進めてくる店もありますのでご注意ください。

自然放電

バッテリーは、発電機(オルタネータ)によって発電された電気がバッテリーに充電され蓄えています。しかし、走行しない期間が長いと、自然と放電してしまい、いざ乗ろうと思った時にバッテリーが上がってしまいます。

ルームランプが点灯

ルームランプを付けたまま消し忘れて車を離れてしまいった。ルームランプのスイッチをドアの開閉で点灯するようにしていた場合は、ドアが半ドアでルームランプが消えずにバッテリー上がりといったことも多い原因の一つです。このような場合は、一晩でバッテリーが空になりメーターも点灯しないようになっていると思います。

ショートトリップ

バッテリーの電気を消費する最も大きいものが、スターターモーターです。そのため近くのスーパーに買い物に行く程度の走行を繰り返していると、エンジンをかけるのに使用し、その使った分を充電しきれないまま停車、買い物から帰るのに、再びエンジン始動で電気を使うようなことを繰り返していると、いずれバッテリー上がりが起きてしまいます。

ヘッドライト・スモールランプ(車幅灯)の消し忘れ

最近では、ヘッドライトの消し忘れ防止の警告音がなったり、イグニッションオフでヘッドライトなども一緒に消える車種も増えてきましたが、従前の車両では、いまだに多い原因の一つです。商業施設などで「お車のライトが点灯しております」と館内放送を聞いたことがあるはずです。

バッテリー端子の外れや劣化

バッテリー端子のはめ込みが甘く、走行している間に緩んだり、端子自体が劣化や亀裂により、エンジン始動できないケースもありますので、確認してみてください。

エンジン停止時の電流量が多すぎる(暗電流)

自働車の装備が良くなるにつれて、エンジン停止後でも作動する装備が増えてきています。ポピュラーなものでは、集中ドアロックはエンジン停止時でも作動しますよね。これはバッテリーの電気でドアロックのモーターを作動させてるのです。通常の状態では、動作が完了すると電気はスイッチによって遮断されるのですが、スイッチの故障などで電気が遮断されずに流れ続けていると、バッテリーの電気を消費してしまいエンジンを始動することができなくなってしまします。

特にインジェクション車の自働車やバイクは、エンジン停車時でも微量の電流が流れています。これは暗電流といって、エンジンコンピューターやワイヤレストランスミッターの待機電力・単純なところでは時計のバックアップの為に使用されています。基準値を超えなければ問題ありませんが、この電流量が大きくなるとバッテリー上がりに繋がります。その他にも、ナビや後付けの用品などでも、起こる可能性があります。

バッテリーマイナス端子とマイナス側のケーブル間の電流を測定することで暗電流を測定することが出来ます。

バッテリーが上がりの対処法

ジャンピング

他の車からブースターケーブル(ジャンピングケーブル)を使って電力を分けてもらい、エンジンを始動することができます。救援者側のプラス端子から番号順に繋いでください。

手順4番のマイナス端子への接続は、本来は、エンジンの金属部分にアースを接続するのがセオリーですが、最近は露出が少ないので、バッテリーマイナス端子に繋ぐことになります。金属部分が露出している所があるなら、その部分に手順4番を繋いでください。

  • バッテリーの端子プラス・マイナスをよく確認する事
  • ブースターケーブルの赤はプラス・黒はマイナスに接続
  • ブースターケーブルを繋ぐ端子は、それぞれのバッテリーのプラスとプラス、マイナスとマイナス
  • 金属部分にプラス側ケーブルを接触させない
  • 救援車は、エンジン回転を2,000回転に上げる

ハイブリッド車、電気自動車などは、ジャンピングできない車もありますので、あらかじめ確認しておいてください。

お車によっては、24V車でもアクセサリーなどの電装系は12Vでエンジン始動は24Vというタイプもありますので、お乗りの車が12Vか24Vをしっかり確認しケーブルを選ぶようにしてください。24V車では、大きい電流が流せるタイプを選ぶ必要があります。

モバイルバッテリー

最近では、モバイルバッテリーで自動車のジャンピングができるものが発売されていますので、ブースターケーブルの代わりに用意しておいてもいいかもしれません。ただしモバイルバッテリーの充電状態を管理しておかないと、いざという時に、すぐには使えません。

ロードサービス

任意保険に加入している方なら、ロードサービスがついていますので安心ですが、任意保険に加入されていない方は、JAFなどのロードサービスに加入しておけば安心です。

バッテリー上がりの予防

定期的に長距離を走る

「自然放電」や「ショートトリップ」で紹介したようなバッテリー上がりは、最低でも30分、出来れば1時間以上走る事で防ぐことができます。エンジンをかけておくだけでも、充電はされますが、エンジン回転が2,000回転ぐらいがオルタネータの発電能力が高まりますので、走る方が効率がいいと言えます。

バッテリーの定期交換

バッテリーをギリギリまで使うのではなく、定期的交換の期間が一般的に3年程度といわれています。アイドリングストップ車などは、もう少し早めの交換でもいいかもしれません。

バッテリー充電器

行くところもないのに無理に走るのが嫌な方や、乗る機会の少ない方は、バッテリー充電機を購入して、ご自宅で充電するのも一つの方法です。

まとめ

今から出かけようとした時にエンジンが掛からないと予定が狂ってしまいますよね。そんな事態に陥らないようにバッテリーの交換時期を把握し定期交換するのが望ましいですが、ルームランプの消し忘れなどでバッテリーが上がってしまうこともありますし、故障によるバッテリー上がりも考えられますので、ジャンピング用にブースターケーブルを用意や、ロードサービスに加入するなどの備えをしておくことが大切です。

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