[リコール]アルトラパン・ハスラー・ヘッドライト点灯しない恐れ

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現在のところ、不具合発生件数は、406件、幸い事故は起きていないようですが、スズキが国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出ていますので、リコールの概要と実際の作業を説明します。

リコール詳細

リコール開始日令和2年11月20日
不具合の内容ディスチャージ(HID)ヘッドランプにおいて、製造管理が不適切なため、ヘッドランプソケット内のパッキンに揮発性のシリコン化合物が残留しているものがあります。そのため、当該残留物がランプの点灯熱で揮発し、HIDバルブとソケットの接点に付着して、接点で発生するアーク放電熱によって絶縁体の酸化シリコンが生成され、導通不良となり、ヘッドランプが点灯できなくなるおそれがあります。
改善の内容全車両、ヘッドランプソケットを良品に交換するとともに、HIDバルブを新品に交換します。

対象車両

ワゴンR・スペーシア・ハスラーのHID装着車両 3車種34万3000台が対象

通称名型式リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲
及び製作期間
ハスラー  DBA-MR31S  MR31S-200059~MR31S-300107
平成25年12月13日~平成27年5月9日
DBA-MR31SMR31S-800049~MR31S-848029
平成25年12月13日~平成27年11月20日
DAA-MR41SMR41S-100014~MR41S-142735
平成27年4月28日~平成27年11月26日
DAA-MR41SMR41S-170001~MR41S-320342
平成27年11月20日~平成30年8月27日
DAA-MR41SMR41S-600030~MR41S-637726
平成27年11月20日~平成30年8月30日
 アルト ラパン DBA-HE33SHE33S-100101~HE33S-206703
平成27年5月20日~平成30年8月29日

注意

対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合があります。また、対象車の製作期間は、ご購入の時期とは異なります。

作業順序

ヘッドランプ裏のカバーを反時計方向に回し取り外します。

カバーを外すとイグナイターが出てきますので、反時計方向に回すと取り外す事が出来ます。コネクターのロックを解除し取り外します。

HIDバルブの固定フックを外してバルブを外します。外し方はハロゲンバルブと同じですね。

イグナイターの比較 左:対策品 右:リコール対象品 

イグナイターの比較 左:対策品 右:リコール対象品 

イグナイター、HIDバルブ共に焼けているのが分かりますね。

取り付けは、取り外した逆の手順で取り付けるだけです。

注意事項としては、バルブのガラス面を触れないように作業してください。

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