「大阪・茨木市」SLだけでなく信号機や転てつ器も展示:SL公園

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茨木市沢良宜東町の住宅街の公民館の一角に「D51 158」が保存されています。公民館横のグランドと接しているフェンスで囲まれています。公園などの一角で展示では、車両のみである場合が多いですが、ここは線路だけでなく信号機やポイント(転てつ器)などの周辺設備も保存されています。

早速真正面から。かなり保存状態が良いですね。

側面に回ります。本当はもっと引いて撮影したいところですが、下がるとフェンスが写り込んでしまうのがつらい所。

窓部分は木製の扉が嵌められています。

動輪部分には錆が出ていますが、状態はかなり良いですね。

車両後部。

道路に面している正面から車体右側は、フェンスの幅が広いのでミラーレスのレンズでも通るのですが、グランドに面した側と車両の後部は、フェンスの幅が狭くミラーレスのレンズでは通らないのがつらい所。上に写っているのはJRの貨物線。

後ろ側フェンスもこの狭さ。脚立があれば良いかも。

こちら側は、ストラップを持ちながらフェンスの裏側にスマホを入れて撮影。フェンスの下側もすき間が無いので落としてしまうと取り出せなくなる可能性がありますのでご注意を。

年に6回、見学会が行われていますので、時間の都合が付けば一番良いのですが…。ただし雨天中止です。

「D51 158」は、昭和14年に日本車輌名古屋で製造され、青森機関区をはじめ、紀伊田辺機関区、亀山機関区、米子機関区、浜田機関区と移り、1974年11月7日に1828339kmもの距離を走り廃車となっています。その後、大阪鉄道管理局長と茨木市長との間で無償貸与契約締結され、玉櫛公民館(旧 南地区公民館)敷地内に保存されるようになった様です。

信号機に遮断機なども備え付けられていて、当時の茨木市長の思い入れが感じられます。

周辺は住宅街でハイツや戸建て住宅が並んでいます。その中でも正面のお宅は、玄関を出るとSLが目に入る環境です。このお宅の2階からならフェンスを気にしなくてもばっちり見えるんでしょうね。羨ましい。

あいにくの曇り空で映えなかったので、次回は青空バックで撮影したいと思います。

「腕木式電気踏切シャ断器」 昭和44年1月 株式会社 京三製作所製

遮断機と言えば、腕木式と言われるぐらいですが、現在販売されているものはの形状はどうなっているのか気になり調べてみると、現在、京三製作所が販売している「標準型踏切しゃ断機」がこちらです。ペイントは黄色と黒に塗り分けられていますが、ケースの形状は昭和44年当時から大きな変更は無いようですね。

ここへは阪急南茨木駅から徒歩10分ほど。自動車での訪問は玉櫛コミュニティセンターに駐車場がありますが、一般の駐車が認められているのかは不明です。訪れる際は確認した方が良さそうです。

腕木式信号機やポイント(転てつ器)などの設備も一緒に保存されているのは貴重だと思いますので、ぜひ訪れてみて下さい。

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