レーシック手術は角膜を削る手術なので、術後は一時的にドライアイになりますが、時間が経つと回復するようです。個人差もあると思いますがレーシックにより角膜の感覚が「鈍麻」する傾向がありドライアイの不快な症状を感じなくなり、知らず知らずの間にドライアイが進行してしまうのです。
私は15年ほど前にレーシック手術を受け、何のトラブルもなく裸眼で過ごせるありがたみを感じながら過ごしてきました。しかし、最近になって「眩しさを感じる」「視界が白ける」「暗くなると見ずらい」などの症状を感じるようになりました。特に車室内が暗く光が差し込んでいるような明暗さがある状況が特に顕著で画像の様に白けたように見えていました。
またバイクでの夜間走行時、スクリーンを降ろしていると光が乱反射し眩しく感じるようになりました。その時は「スクリーンに細かい傷が増えてきたからかな?」と思いながらスクリーンを開けて走るる事が多くなっていましたし、カメラのファインダーを覗いた時にボヤけるので視度調整をしてもスッキリ見えないようになっていました。
そして医者に行く決断をしたのは、自動車でバックする時の感覚の狂い。今まで何の苦もなく入れていたはずの駐車枠に思うように入らず、何度か切り返すようになったのです。
主な症状まとめ
- 光が眩しく感じる
- 夜間、対向車のライトが眩しい。
- 常に白けたような視界でスッキリしない。
- 暗い所では見えにくい。
- 蛍光灯やスポットライトを見ると光が滲んでいる。
- ヘルメットのスクリーンを下ろすと乱反射して見えない。
- バック時の感覚の狂い。
これらが、主な症状ですが、「 バック時の感覚の狂い」以外は白内障に見られる症状と同じような感じです。
視力検査や視野検など様々な検査をしてもらい「視力」「眼圧」「視野」「涙腺」など調べてもらいましたが、まったく問題なし。症状的にてっきり早めの白内障かと思っていたので「白内障では?」と尋ねると「水晶体めちゃくちゃ綺麗」とのことでしたので、その線は無くなりました。
先生も何が原因かわからず、頭を抱えておられていた時にふと思い出しレーシックを受けた事をお話しすると、「そっちの線か~。」と言いつつ「ドライアイだと思う」と即答。ドライアイなら「目がゴロゴロするなどの不快症状があるのでは?」と尋ねると、「レーシック手術をすると角膜の感覚が鈍磨になることもある」とのことでした。
角膜を削る際に神経を傷つけるので、術後はドライアイになるようです。しかし半年から一年でその症状は緩和されるそうですが、私の場合、術後もドライアイの不快症状を感じなかったので、当初から角膜の感覚が鈍くなっていたのかもしれません。鈍くなるという事は瞬きの回数が減るという事。不快症状を感じないのでドライアイとは気付かないだけで、支障が出て初めて気づいたという訳です。
ドライアイの症状は無いのですが、試しに大塚製薬のドライアイチェックをしてみました。
当てはまる項目にチェックを入れていきます。これに加え瞬きの回数と目を開けてられる時間を測定すると、ドライアイのチェック結果を表示してくれます。
私のチェック結果は2点。13点に近づくほどドライアイの可能性が高いようですが、角膜の感覚が鈍麻していることにより不快症状が現れていないのは明らかなようです。
大塚製薬:ドライアイチェック
レーシックによって目を開けていられないような深刻なドライアイも報告されているようですが、反対に鈍くなることでドライアイであることに気付かないこともあるという事を体験から紹介させていただきましたが、当てはまる方もおられるのではないでしょうか?もし同じような症状で眼科を訪れる際は、レーシック手術を行っているようなら、ちゃんと告げないとドライアイとは結び付きにくいようです。忘れないように申告しましょう。
処方してもらったヒアルロン酸入りの目薬を点眼していると、見えにくい症状も緩和され一番問題だった「バック時の感覚」も戻ってきましたので、ドライアイによって起きていたのは間違いなさそうです。
心当たりのある方は、お医者様にかかる前に、ドライアイ用の目薬を使って様子をみても良いかもしれません。
楽しく安全にドライブやツーリングを楽しむためにも、体長と共に万全にしておきたいところです。
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